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Posted by あしたさぬき.JP at

2016年04月17日

【レポート】アスパラ大騒ぎ 前夜祭『世界と日本のアスパラガス』 ★ アスパラガスをひたすら2時間語る講演会!

香川県のアスパラガスの出荷ピークに合わせて、香川県のアスパラガスを楽しもうというイベント
アスパラ大騒ぎ



これに合わせて、その前夜祭として

講演会「世界と日本のアスパラガス」


高松市中央卸売市場で
開催されました。

講師となるのは、
日本のアスパラガス研究の第一人者

明治大学 准教授 元木悟 先生


アスパラガス❤ラブな人が
アスパラガスについて2時間語り尽くすと言う凄まじいイベントです。
僕も、香川の野菜について語りますが、
こんな感じに見えているのか!
と、そんなことも感じながら聴講させていただきました。

また、聴講にこられたのも
県内のアスパラガス生産者、研究者、行政関係者、料理関係者、流通関係社と
香川県内でアスパラガスに関わる方が結集したと言う凄まじい面々です。

元木先生は、本日開催される
アスパラ大騒ぎ

でもトークショーをされます。
皆様是非お越し下さい。


さて、講義内容については下記のとおり。
内容をかいつまんで報告します。
詳細については、出席した人の秘密ということで。

 世界と日本のアスパラガス

(1)アスパラガスの栽培と生理生態
キャベツアスパラガスは北海道から沖縄までどこでも作られている野菜。
 まずは言葉の定義
 擬葉(ぎよう):葉
 養成茎(親茎):茎
 若茎:食用部
 地下茎
 貯蔵根(太い根):貯蔵期間
 吸収根(細い根)

キャベツアスパラガス
 ユリ科アスパラガス属
 乾燥、熱さ、寒さに強い。

長野県では10~15年で収穫量が落ちるので、
古い株からあたら良い株に改植するが、次世代は収穫量が落ちる。

キャベツ作型
 春どり:地下部の貯蔵養分を使って若茎を
 夏秋どり:養成茎を伸長させて若茎を収穫
 これらを組み合わせて長期収穫に取り組んでいる。
 
 根が貯蔵庫の役割をして、6~10t/10a
 水平方向に1.5m
 垂直方向に1m

キャベツアスパラガスは土作りが大事
オランダでは、1mくらいの深さの土作りをしている。
株栽培農家と実際の栽培農家は異なり、分業をしている。
根の量が収量に繋がる。

キャベツ栽培のポイント
 株養成 
 綺麗な黄化を目指す

(2)世界と日本のアスパラガス
キャベツ中国、ペルー
日本国内で国産外国産は半々であったが、国内産のニーズが高まり、栽培が増えている。

外国産とは戦えないので、国内産は美味しさを追求するしか無い。
ペルーと戦うために、その他の国は品質重視している。

キャベツ中国:高級品は国内の裕福層に渡り、下級品は加工品、サプリメントとなる。

キャベツ韓国:有機栽培に取り組んでいるが、収量が上がっていない。

キャベツオランダ、ドイツ:ホワイトの生産振興

キャベツタイ王国:周年栽培
露地栽培なので茎枯れ病が出る
籾殻マルチ、明渠暗渠排水
トレーサビリティも確立している。  


Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 07:00Comments(0)野菜DE子育て