
2016年02月29日
『讃岐の食文化は日本一』と豪語する理由~その3第2章〜米★飯依比古=神話次代からの米どころ
第2章★米

香川県がうどん県
だと言っても、やはり主食は「米」には間違いありません。
讃岐の国魂神が「飯依比古」

つまり穀物の豊かなところであるように、香川県は神話の時代から米どころでもありました。
しかし、米は恒常的に不足しており、讃岐の先人たちは米を大切に食べてきました。
「讃岐人の米」にかける努力を知らずに、「讃岐の米」は語れません。

香川県の農業の特徴、それは狭い耕地面積と高い人口密度、そして年間を通じて温暖でありながらも、夏場には日照りという自然条件にあります。
現在でも、香川県の農業は「資本労力集約型農業」ともいわれ、狭い土地に投資し、労力をかけることで収益性の高い農業を営んでいます。
ハウス栽培などの施設園芸の普及や、アスパラガス、イチゴなどの軽量ながらも単価の高い作物の栽培が盛んな土地柄でもあります。
また、ホウレンソウや小松菜など、いわゆる軟弱野菜についても、一年間に同じ土地から何回も収穫するような努力がなされています。
稲作についても同様で、狭い面積を効率よく活用し、より多くの収穫を得るためにさまざまな工夫がなされました。
現在では機械化されている稲作ですが、機械化が始まる昭和初期までは稲作の先進県として名をはせていました。
例えば、大正時代から戦前にかけて香川県は稲作の反収(単位面積当たりの収量)は全国5位にいないに位置しておりましたし、昭和24年から行われた「米作日本一競作会」では香川県の生産者が一位に名を連ねています。
そして、香川県の稲作の進展に寄与したのが、明治39年(1906年)に木田郡池戸村(現三木町)の串田太市氏が発明した「串田式正篠田植器」の普及です。
現在でも、「田植定規」として親しまれる農具で、少ない労力で縦横整然とした田植えが可能となります。
発明後、県内で爆発的なヒットを生み、県の政策もあいまって、明治41年には県内の田植えの方法が一気に改善されたとの記録も残っています。
実は、「串田式正篠田植器」は現在でも県内の小学校での田植え体験で使われており、100年の時代を超えた現在でも生きた農具として現役で活躍をしています。

讃岐の先人の稲作にかける想いは盆踊り唄「いちごうまいた」にも残っており
「♪一合蒔いた 籾の種 その枡 有り高は 一石一斗一升一合と一勺」。
1粒の籾種が「千倍(正確には1111.1倍)になってほしい」
とうたいあげられています。
香川県がうどん県
だと言っても、やはり主食は「米」には間違いありません。
讃岐の国魂神が「飯依比古」
つまり穀物の豊かなところであるように、香川県は神話の時代から米どころでもありました。
しかし、米は恒常的に不足しており、讃岐の先人たちは米を大切に食べてきました。
「讃岐人の米」にかける努力を知らずに、「讃岐の米」は語れません。
香川県の農業の特徴、それは狭い耕地面積と高い人口密度、そして年間を通じて温暖でありながらも、夏場には日照りという自然条件にあります。
現在でも、香川県の農業は「資本労力集約型農業」ともいわれ、狭い土地に投資し、労力をかけることで収益性の高い農業を営んでいます。
ハウス栽培などの施設園芸の普及や、アスパラガス、イチゴなどの軽量ながらも単価の高い作物の栽培が盛んな土地柄でもあります。
また、ホウレンソウや小松菜など、いわゆる軟弱野菜についても、一年間に同じ土地から何回も収穫するような努力がなされています。
稲作についても同様で、狭い面積を効率よく活用し、より多くの収穫を得るためにさまざまな工夫がなされました。
現在では機械化されている稲作ですが、機械化が始まる昭和初期までは稲作の先進県として名をはせていました。
例えば、大正時代から戦前にかけて香川県は稲作の反収(単位面積当たりの収量)は全国5位にいないに位置しておりましたし、昭和24年から行われた「米作日本一競作会」では香川県の生産者が一位に名を連ねています。
そして、香川県の稲作の進展に寄与したのが、明治39年(1906年)に木田郡池戸村(現三木町)の串田太市氏が発明した「串田式正篠田植器」の普及です。
現在でも、「田植定規」として親しまれる農具で、少ない労力で縦横整然とした田植えが可能となります。
発明後、県内で爆発的なヒットを生み、県の政策もあいまって、明治41年には県内の田植えの方法が一気に改善されたとの記録も残っています。
実は、「串田式正篠田植器」は現在でも県内の小学校での田植え体験で使われており、100年の時代を超えた現在でも生きた農具として現役で活躍をしています。
讃岐の先人の稲作にかける想いは盆踊り唄「いちごうまいた」にも残っており
「♪一合蒔いた 籾の種 その枡 有り高は 一石一斗一升一合と一勺」。
1粒の籾種が「千倍(正確には1111.1倍)になってほしい」
とうたいあげられています。
2016年02月28日
『讃岐の食文化は日本一』と豪語する理由~その3第1章 麦★『うどんはソウルフード』を麦から読み解く
『讃岐の食文化は日本一』と豪語する理由~その3
それは5つの『旬』ごとに存在する、多様な食材群。
ただ多様なのではなく、香川県全域にわたり、その生産物が広く定着していることにあります。
実は、この項目は超長文で、この内容だけでも1時間話し続けられるくらいのボリュームがあります。
先ずは
「香川といえば讃岐うどん」
をスタートに、食材の豊富さを掘り下げてまいりましょう。

第1章★麦
県外から来られた方に香川の魅力を知っていただくためにうどん屋へ案内したとき、「うどんは香川のソウルフードだから」という解説を入れる方も少なくないかもしれません。
では、なぜソウルフードなのでしょうか?
そのためには、うどんの主原料である「小麦」から香川の農業・食生活を見つめなくてはなりません。

「讃岐の人は牛や馬のように麦を食べる」。
これは明治時代に東北の方が新聞に投稿したと伝えられるフレーズ。
では、どれ程の量の麦を食べていたのでしょうか?
今から80年前、昭和9年の農業生産のデータでは
何と、麦と米の作付面積がほぼ同じなのです。
(稲作:37,430ha、麦作:34,502ha)
現在のように香川県オリジナル小麦「さぬきの夢」の作付けが増えてきて、
香川県の麦作面積が伸びているように思われるでしょうが、
実は当時の1/10にも及びません。
麦秋という言葉があるように、初夏の讃岐平野には稲が実るがごとく麦が色づいていたことが想像できます。
では何故、ここまで麦を重要視したのでしょう?
それは、過去の時代から変わることの無い、香川の農業条件にあります。
香川県では、農家一件当たりの耕地面積が狭いのです。
収穫できる米が少ないうえ、人口密度が高かったため、食料としての米が不足しておりました。
しかし、香川県は冬場の温暖で雪や雨が少ないという気候に恵まれ、
米の裏作として麦を栽培することができました。
麦は、まさに「讃岐の食生活の救世主」のような作物だったのでしょうね。
小麦は貯蔵が効いて使い勝手の良い食材として重宝されてきました。
日常的には、裸麦は麦飯に、小麦は団子、打ち込み汁等といろいろな料理に姿を変えました。
そして「ハレ」の日には手間と時間をかけ饂飩を作りました。
また麦味噌、醤油、家畜の飼料に、そして麦わらは麦稈(ばっかん)として民芸までに、実に多岐にわたり活用され、先人の胃袋と家計を潤してきましたのですね。

実は、現代においても讃岐の食生活における麦への依存度は数値的にも明らかになっており(総務省全国家計調査より)、
生麺(1位)だけでなく、
乾麺(2位)
食パン(5位)
小麦粉(12位)
と小麦に関連する食品の消費量が多のです。
一方で、お米の消費量は全国でも最低レベル(46位)。
過去何百年の間で築き上げられた食生活が、今もなお私たちの生活の中に息づいていることには驚きますね。
「うどんをソウルフード」として感じるのは、「麦」が過去に渡り讃岐人の命を繋いできた食材であるからではないでしょうか?
それは5つの『旬』ごとに存在する、多様な食材群。
ただ多様なのではなく、香川県全域にわたり、その生産物が広く定着していることにあります。
実は、この項目は超長文で、この内容だけでも1時間話し続けられるくらいのボリュームがあります。
先ずは
「香川といえば讃岐うどん」
をスタートに、食材の豊富さを掘り下げてまいりましょう。
第1章★麦
県外から来られた方に香川の魅力を知っていただくためにうどん屋へ案内したとき、「うどんは香川のソウルフードだから」という解説を入れる方も少なくないかもしれません。
では、なぜソウルフードなのでしょうか?
そのためには、うどんの主原料である「小麦」から香川の農業・食生活を見つめなくてはなりません。
「讃岐の人は牛や馬のように麦を食べる」。
これは明治時代に東北の方が新聞に投稿したと伝えられるフレーズ。
では、どれ程の量の麦を食べていたのでしょうか?
今から80年前、昭和9年の農業生産のデータでは
何と、麦と米の作付面積がほぼ同じなのです。
(稲作:37,430ha、麦作:34,502ha)
現在のように香川県オリジナル小麦「さぬきの夢」の作付けが増えてきて、
香川県の麦作面積が伸びているように思われるでしょうが、
実は当時の1/10にも及びません。
麦秋という言葉があるように、初夏の讃岐平野には稲が実るがごとく麦が色づいていたことが想像できます。
では何故、ここまで麦を重要視したのでしょう?
それは、過去の時代から変わることの無い、香川の農業条件にあります。
香川県では、農家一件当たりの耕地面積が狭いのです。
収穫できる米が少ないうえ、人口密度が高かったため、食料としての米が不足しておりました。
しかし、香川県は冬場の温暖で雪や雨が少ないという気候に恵まれ、
米の裏作として麦を栽培することができました。
麦は、まさに「讃岐の食生活の救世主」のような作物だったのでしょうね。
小麦は貯蔵が効いて使い勝手の良い食材として重宝されてきました。
日常的には、裸麦は麦飯に、小麦は団子、打ち込み汁等といろいろな料理に姿を変えました。
そして「ハレ」の日には手間と時間をかけ饂飩を作りました。
また麦味噌、醤油、家畜の飼料に、そして麦わらは麦稈(ばっかん)として民芸までに、実に多岐にわたり活用され、先人の胃袋と家計を潤してきましたのですね。
実は、現代においても讃岐の食生活における麦への依存度は数値的にも明らかになっており(総務省全国家計調査より)、
生麺(1位)だけでなく、
乾麺(2位)
食パン(5位)
小麦粉(12位)
と小麦に関連する食品の消費量が多のです。
一方で、お米の消費量は全国でも最低レベル(46位)。
過去何百年の間で築き上げられた食生活が、今もなお私たちの生活の中に息づいていることには驚きますね。
「うどんをソウルフード」として感じるのは、「麦」が過去に渡り讃岐人の命を繋いできた食材であるからではないでしょうか?
2016年02月28日
【ブックレビュー】えんにち

月間絵本「こどものとも」
「えんにち」
は何と!
1973年8月1日発行!
この絵本、僕よりも先輩なの?
子どもの頃に読んだ記憶があり衝撃的ではあったのですが、
今読み返すと、発見がいっぱいです。
要は、縁日が始まる前に神社の境内に遊びに行ったきょうだいが、
境内にお店が立ち並び、夜まで遊ぶというストーリー。
文字による説明が全くなく、絵を見ながらストーリーを組み立てて行きます。
今から40年前の縁日の風景なので、
今はもう無くなってしまったような出店
「あんずあめ」や「はながさ」とかがあったり、
何やら人だかりでそれが何か想像すらできないものなど、
結構貴重な記録でもありますね。
で、面白いのが表紙のお面
当時の人気アニメ・特撮であった
「バロム1」「ひみつのあっこっちゃん」「ライオン丸」
「みつばちハッチ」「嵐」
などなど、かなりマニアックなラインナップ(当時は普通なのでしょうが)
イマジネーションが鍛えられる絵本ですね。
2016年02月28日
【レポート】CoCoデコル& きみともキャンディ ハイパーあいどるフェス!! 公開収録@ライブハウス一番星
春が近づくについて
遠征も増えます。
今回の遠征先は大阪。
まあ、そんな遠くのイベントには行く想定は無かったのですが、
関西出張の後にちょっと足を伸ばすと、ギリギリ間に合うのでは?
と、折角の機会なので、お邪魔しました。
会場となったのは
大阪難波でんでんタウン(この表現はもう古いかな?)
の
「ライブハウス一番星」

難波は高校時代に慣れ親しんだ町ですし
もう楽勝楽勝と思いながら行ったのですが、
街の雰囲気はさっぱり変わってしまって
結局は目的地が分からずに、
さすらうことに。
会場に着いたのはもうギリギリでした。
収容250人!って書いていたので、どんだけ大きい会場かと思って探していたら、
雑居ビルの1室だったので、そりゃ見つからんは。。。
さて、今回のイベント
ハイパーあいどるフェス!! は
東京の放送局(?)の番組のようで
今回は、その公開収録も兼ねているとのこと。
出演者が朝から30組ほどでて、
もとNMB48の松田栞さんも出演されるとかで
会場は芋の子を洗うような状態。
しかも、ことのほかステージも天井も低く、
鑑賞環境は少し悪め。
でも、それぞれの出番には、それぞれのファンの方は優先的に前に行かせてくれるので
意外と楽しく見ることができました。
今回は珍しく
きみともキャンディ
からのスタート
ROOTS
ここで育ったsweet
MC
恋とカプチーノ
cocoデコル
SE
kiss me kiss me
missi'n U
heart
missi'n U ?
めずらしいな〜
と思ったら、前半のライブ(別会場)で、残りの曲をしていたので、
両方来た人には、多くの曲が楽しめるように!
との、配慮だったのですね。
行きは、バタバタと一人で行ったのですが、
帰りは、遠征の人と
ジャンボフェリーでわいわいと帰り、
何か、修学旅行のような、久しぶりに楽しい「旅」を満喫することができました。
ファンの皆様、ありがとうございました。


CoCoデコル&きみともキャンディ のメンバー
&スタッフのみなさん
お疲れさまでした。気をつけて帰ってくださいね〜
所見として、
香川の瓦町界隈って、かなりライブハウスが多い!と言われています。
実際、あのような狭いエリアに、かなりのライブハウスがあります。
数が多いと、それぞれのレベルの上がっていきます。
実は、瓦町界隈のライブハウス事情って、かなりすごい環境なのだな〜と感じた次第です。
遠征も増えます。
今回の遠征先は大阪。
まあ、そんな遠くのイベントには行く想定は無かったのですが、
関西出張の後にちょっと足を伸ばすと、ギリギリ間に合うのでは?
と、折角の機会なので、お邪魔しました。
会場となったのは
大阪難波でんでんタウン(この表現はもう古いかな?)
の
「ライブハウス一番星」

難波は高校時代に慣れ親しんだ町ですし
もう楽勝楽勝と思いながら行ったのですが、
街の雰囲気はさっぱり変わってしまって
結局は目的地が分からずに、
さすらうことに。
会場に着いたのはもうギリギリでした。
収容250人!って書いていたので、どんだけ大きい会場かと思って探していたら、
雑居ビルの1室だったので、そりゃ見つからんは。。。
さて、今回のイベント
ハイパーあいどるフェス!! は
東京の放送局(?)の番組のようで
今回は、その公開収録も兼ねているとのこと。
出演者が朝から30組ほどでて、
もとNMB48の松田栞さんも出演されるとかで
会場は芋の子を洗うような状態。
しかも、ことのほかステージも天井も低く、
鑑賞環境は少し悪め。
でも、それぞれの出番には、それぞれのファンの方は優先的に前に行かせてくれるので
意外と楽しく見ることができました。
今回は珍しく
きみともキャンディ
からのスタート
ROOTS
ここで育ったsweet
MC
恋とカプチーノ
cocoデコル
SE
kiss me kiss me
missi'n U
heart
missi'n U ?
めずらしいな〜
と思ったら、前半のライブ(別会場)で、残りの曲をしていたので、
両方来た人には、多くの曲が楽しめるように!
との、配慮だったのですね。
行きは、バタバタと一人で行ったのですが、
帰りは、遠征の人と
ジャンボフェリーでわいわいと帰り、
何か、修学旅行のような、久しぶりに楽しい「旅」を満喫することができました。
ファンの皆様、ありがとうございました。


CoCoデコル&きみともキャンディ のメンバー
&スタッフのみなさん
お疲れさまでした。気をつけて帰ってくださいね〜
所見として、
香川の瓦町界隈って、かなりライブハウスが多い!と言われています。
実際、あのような狭いエリアに、かなりのライブハウスがあります。
数が多いと、それぞれのレベルの上がっていきます。
実は、瓦町界隈のライブハウス事情って、かなりすごい環境なのだな〜と感じた次第です。
2016年02月27日
【考察】南野陽子さんの歌に登場する乗り物のリズム
ちょっと今更ながらですが
春になると
「南野陽子」さん

の楽曲を聴きたくなるので、
ちょっと考察をしてみました。
今回考えてみたいのは、
楽曲にのせられた乗り物のリズム。
まず1曲目は
「春景色」(1st Album Gerato)
阪急電鉄神戸線 王子公園駅から始まる卒業ソング。
イントロとアウトロの、ピアノとコーラスで刻まれるゆったりとしたリズム。
これってどう考えても、電車のリズムですよね。
曲の歌詞のとおり、
恋人をホームで待つ間に通り過ぎる電車の音(イントロ)、
そして、恋人の言い訳は上の空で、過ぎ行く季節に思いを馳せている彼女の後を通過して行く電車の音。
王子駅で過ぎ行く電車をリズムに乗せているのではないでしょうか。
そして2曲目は
「ムーン ランデブー」(2nd Album VERGINAL)
(映像は見つけられませんでした)
「助手席ソングの名曲」と名高い楽曲。
恋人の車に乗り、高速道路で空港に向かうというシチュエーション。
この楽曲では、全般を通じて、一定のリズム(カバサかシェイカー)が刻まれています。
だいたい2秒に1回くらいのリズムで入っているのですが、
これって、高速道路を走っていてナトリウムランプが後に飛んで行くリズムですよね。
高速道路のランプが40mに1本。
夜、高速道路を走りながらこの曲をかけていると、ランプの間隔がリズムとなって表現されていることを如実に感じます。
しかも、100km/hくらいで走ると、間隔とリズムが合わないので、
80km/hくらいで走ると本当にきれいにユニゾンし、
歌の情景に入って行けます。
途中1カ所リズムが変わる部分(ドラムロール)があるのですが、
それは、どこかのジャンクションを通過したんだろうな〜
春になると
「南野陽子」さん
の楽曲を聴きたくなるので、
ちょっと考察をしてみました。
今回考えてみたいのは、
楽曲にのせられた乗り物のリズム。
まず1曲目は
「春景色」(1st Album Gerato)
阪急電鉄神戸線 王子公園駅から始まる卒業ソング。
イントロとアウトロの、ピアノとコーラスで刻まれるゆったりとしたリズム。
これってどう考えても、電車のリズムですよね。
曲の歌詞のとおり、
恋人をホームで待つ間に通り過ぎる電車の音(イントロ)、
そして、恋人の言い訳は上の空で、過ぎ行く季節に思いを馳せている彼女の後を通過して行く電車の音。
王子駅で過ぎ行く電車をリズムに乗せているのではないでしょうか。
そして2曲目は
「ムーン ランデブー」(2nd Album VERGINAL)
(映像は見つけられませんでした)
「助手席ソングの名曲」と名高い楽曲。
恋人の車に乗り、高速道路で空港に向かうというシチュエーション。
この楽曲では、全般を通じて、一定のリズム(カバサかシェイカー)が刻まれています。
だいたい2秒に1回くらいのリズムで入っているのですが、
これって、高速道路を走っていてナトリウムランプが後に飛んで行くリズムですよね。
高速道路のランプが40mに1本。
夜、高速道路を走りながらこの曲をかけていると、ランプの間隔がリズムとなって表現されていることを如実に感じます。
しかも、100km/hくらいで走ると、間隔とリズムが合わないので、
80km/hくらいで走ると本当にきれいにユニゾンし、
歌の情景に入って行けます。
途中1カ所リズムが変わる部分(ドラムロール)があるのですが、
それは、どこかのジャンクションを通過したんだろうな〜