2016年10月15日
【古高松学】その14 「久米池構築 新川春日川流水変更工事業の考察」♦高松町と春日町と新田町の三町の成り立ち
只今、古高松コミュニティセンターで
「久米池構築 新川春日川流水変更工事業の考察」(宇治原春哲さん著)
という歴史書が発売されています。(500円)
この紹介文は僕の方で書かせていただいたのですが要は
歴史研究書「徳萬さん〜久米池と春日町の歴史」
徳萬さんとはどんな人なのか?久米池はいつで来たのか?
春日町に伝説として残る「徳萬さん」にまつわる歴史研究書
です。
そもそも、高松の歴史が明確に記されているのは、
主に江戸時代以降で、戦国以前のものはほとんど分かっていません。
それも、長宗我部元親が四国統一の折り、寺や神社と言った歴史書を保管した建造物を焼いたことに起因するらしいのですが、
まあ、愚痴を言わずに。
しかし、日本全国にはいろいろな書物が残っており、
その書物の節々に、香川のことも書かれております。
そんな、全国に散らばる古文書の中から、
香川県は高松市、その中でも古高松エリアの春日町について
調べに調べ上げた歴史書考察書がこれです。
この書物によると、1500年代の春日町の歴史がとても見事に考察されており、
それは久米池や春日川等、当時の大土木工事の考察までにいたっています。
そして、戦国時代の古高松を考察したこの地図も掲載されており、
じっくり見てみると、
高松町と春日町は昔からあり、
「新田町」はその名のとおり、かなりあたらし(と言っても500年弱)の土地であることが示されています。
当時の土地の形状というのは、今でも町名に見ることができ、
特に、新田町と春日町の境目を線でなぞると、
当時の海岸線を見つけ出すことができます。
(新田町と高松町の境目の海岸線はまだ考えがまとまっていません)
また、この昔の海岸線は、現在にも受けつがれれており、
エリアの洪水マップを見ると、
当時、海ではなく陸だった場所は、
浸水の被害がないとされております。
明治時代の旧図、現在に残る各町の地番の規則性、
もっと言うなら、土地改良区が所有するため池と水路の図面などを
じっくり見て行くと、
現在においても、当時の地形の面影を見つけ出すことができると思います。
ということで、限定100部ですので、是非お買い求めください。
【古高松学】番外編 ♦一宮地区の地図に見る、旧香東川の川筋
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Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 07:00│Comments(1)
│『古高松』学
この記事へのコメント
はじめまして。
まちかど漫遊帖古高松ガイドをしています。
古高松の歴史や地形、道路についてブログ記事を興味深く拝見いたしました。
この秋の街歩きにおいて、地形からみた古高松としてコースを作ったのですが、よかったらお会いして色々お話を伺いたいと思い、メールいたしました。
よろしくお願いいたします。
まちかど漫遊帖古高松ガイドをしています。
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この秋の街歩きにおいて、地形からみた古高松としてコースを作ったのですが、よかったらお会いして色々お話を伺いたいと思い、メールいたしました。
よろしくお願いいたします。
Posted by 水野さゆり at 2022年09月22日 18:16