
2010年11月30日
碁盤柿

とりあえず,全国のあちこちに,いろいろな柿が存在するということです。
で,こちらは,香川県の東のほうでたくさん栽培されている渋柿で
名前を
碁盤柿(ごばんがき)
といいます。
名前の由来は,その形の通り,碁盤の足に似ていることから来ております。
昔はたくさん流通していたようですが,最近は過程で脱渋する方も少なくなり,
高松市中央卸売市場でも,出荷されている現場には出会いにくいのが現状です。
たしかに,干し柿にするにはちょっとめんどくさそうな形をしておりますからね。
もし店頭で見かけたら,とりあえずチェックしてみてください。
タグ :碁盤柿
2010年11月30日
アイ!マイ!まいん

子ども達に絶大な人気を誇るNHK教育の料理番組
「クッキングアイドル アイ!マイ!まいん」
で、
「まんばのけんちゃん」が紹介されます。
放送日は
12月3日(金)午後5時40分
です!
と言うことで、今週は、マンバ強化週間です。
事の発端は、10月中旬に職場へかかってきた1本の電話です。
プルプルプルプル

「NHKです。今度、アイ!マイ!まいんで、マンバのケンちゃんを紹介したいのですが、どなた詳しい人ご存じないですか?」
(実際はもっと複雑なやり取りなのですが、ここでは分かり易く要約しています)
この電話には運命を感じましたね。
よくぞここにかけてくださいました。
「はい、それは他にもない私です。なんでも聞いてください。」
即答です。
と言うことで、
子ども達に絶大な人気を誇るNHK教育の料理番組
「クッキングアイドル アイ!マイ!まいん」
で、
まんばのけんちゃん
が紹介されます。(そんなに大々的ではないかも知れませんけどね)
ちなみに、僕は出演しません。
ちなみに、マインちゃんが香川に来ることもありません。
2010年11月30日
ブラーボ:ジゼル〜その4
午前9時にこのブログがアップされますが、別に仕事中に書き物をしているのではなく、夜中に書いて、更新時間を指定しているだけですので、誤解のないように。

さて、とにかく感動した
先日の
ジゼル(全幕)
ですが、
こんなに感動をもたらしたのは、まずはジゼルという演目を選んだことにあると思っています。
クラッシックバレエの演目では、結構男性主人公がアンポンチャンで、
そのせいで女性が悲劇におちいるという、結構突っ込みどころ満載のストーリー展開なのですが、
まあ、そのことはここでは置いておくとして、
とりあえず、いずれのものも、有名でそれなりに認知度がある上に、
何より
ストーリー展開が分かり易い
と言うことがあります。
今回のジゼルも
ジゼルが
恋をして
失恋して
仲直りする。
とぶっちゃけ、こんな感じなのですが、
何はともあれ、むちゃくちゃ分かり易いです。
僕のような素人でも、十分理解して楽しめる内容です。
ということで、気負うことなく、舞台を見て、楽しめ、感動できたのだと思います。
いくら良い役者を揃えて、すごい舞台装置を持っても、ストーリーが難解で複雑ならば、
みてて、不要なところに体力を使います。
今回は、本当に、ジゼルという分かり易い演目が良かったのだと感じています。
いやまぁ、教養や事前学習が足りないと言われればそれまでなのですが・・・・
で、ここから考察なのですが、
一般的に、
舞台芸術の、制作側と観客
僕が関わる食の分野の、食情報の発信者と受信者
はたまた、市民と行政などなど
それぞれの分野において、
情報の
発信者と
その受け手
に分かれるのですが、この間のギャップが大きな課題であると感じています。
発信者は、自然とたくさんの情報を収集し、情報量は豊富になってきます。
一方で、マニアックな受信者は別として、一般的に受信者の情報量は、
発信者の増加量ほどではありません。
ここで、発信者の誤解が生じるのですね。
「受け手(観客、生活者、住民・・・)は我々が発信する情報をちゃんとキャッチしてくれるだろうと。」
これが悲劇のはじまりで
過剰な情報を、受け手はキャッチしてくれません。
言うなれば、プロとアマのキャッチボールで、剛速球を投げられるようなものです。
となると、受け手は、発信者より離れていく。
と言うような状況に陥るのだと思います。
情報の二極化

発信者のマニア化

受信者の離反

そして、文化の退廃
つまり、このスパイラルに入り込んでいくのだと感じています。
発信者が気を付けないことは、(マーケッティングをやられている方には耳蛸ですが)
ターゲットは誰なのか?
マニアに発信したいのか?
一般の方に発信してファンを増やしたいのか?
コンテストの審査員なのか?
じゃあ、その為にはどのような手段を選ぶのか?
今回だと、なぜジゼルを選んだかですね。
膨大な人口と、吸引力をもつ、東京圏といった大都市ではなく、
香川のような100万人くらいの地方都市では、
ここを誤ってはいけないと常々、肝に銘じている次第です。
で、
今回の、
ジゼル
は、
目的にも、ターゲットにも、演目にもぶれがない、
実に素晴らしい舞台であったと勝手に感じさせて頂いております。
ブラーヴォです。

さて、とにかく感動した

先日の
ジゼル(全幕)
ですが、
こんなに感動をもたらしたのは、まずはジゼルという演目を選んだことにあると思っています。
クラッシックバレエの演目では、結構男性主人公がアンポンチャンで、
そのせいで女性が悲劇におちいるという、結構突っ込みどころ満載のストーリー展開なのですが、
まあ、そのことはここでは置いておくとして、
とりあえず、いずれのものも、有名でそれなりに認知度がある上に、
何より
ストーリー展開が分かり易い
と言うことがあります。
今回のジゼルも
ジゼルが



とぶっちゃけ、こんな感じなのですが、
何はともあれ、むちゃくちゃ分かり易いです。
僕のような素人でも、十分理解して楽しめる内容です。
ということで、気負うことなく、舞台を見て、楽しめ、感動できたのだと思います。
いくら良い役者を揃えて、すごい舞台装置を持っても、ストーリーが難解で複雑ならば、
みてて、不要なところに体力を使います。
今回は、本当に、ジゼルという分かり易い演目が良かったのだと感じています。
いやまぁ、教養や事前学習が足りないと言われればそれまでなのですが・・・・
で、ここから考察なのですが、
一般的に、
舞台芸術の、制作側と観客
僕が関わる食の分野の、食情報の発信者と受信者
はたまた、市民と行政などなど
それぞれの分野において、
情報の
発信者と


に分かれるのですが、この間のギャップが大きな課題であると感じています。
発信者は、自然とたくさんの情報を収集し、情報量は豊富になってきます。
一方で、マニアックな受信者は別として、一般的に受信者の情報量は、
発信者の増加量ほどではありません。
ここで、発信者の誤解が生じるのですね。
「受け手(観客、生活者、住民・・・)は我々が発信する情報をちゃんとキャッチしてくれるだろうと。」
これが悲劇のはじまりで

過剰な情報を、受け手はキャッチしてくれません。
言うなれば、プロとアマのキャッチボールで、剛速球を投げられるようなものです。
となると、受け手は、発信者より離れていく。
と言うような状況に陥るのだと思います。
情報の二極化

発信者のマニア化

受信者の離反

そして、文化の退廃
つまり、このスパイラルに入り込んでいくのだと感じています。
発信者が気を付けないことは、(マーケッティングをやられている方には耳蛸ですが)

マニアに発信したいのか?
一般の方に発信してファンを増やしたいのか?
コンテストの審査員なのか?

今回だと、なぜジゼルを選んだかですね。
膨大な人口と、吸引力をもつ、東京圏といった大都市ではなく、
香川のような100万人くらいの地方都市では、
ここを誤ってはいけないと常々、肝に銘じている次第です。
で、
今回の、
ジゼル
は、
目的にも、ターゲットにも、演目にもぶれがない、
実に素晴らしい舞台であったと勝手に感じさせて頂いております。
ブラーヴォです。
2010年11月30日
ブラボー:ジゼル〜その3

昨日開催された,「ジゼル」(全幕)のレポート(第3回)です。
今回は,ストーリーの見所を解説してまいりたいと思います。
僕も一昔前までは,バレエなんて,踊りを見ているだけのもの,
と,神をも恐れぬ考えを持っていたのですが,
こどもが,バレエに通うようになり,バレエについていろいろな勉強をするに至り,
「こいつはすごいもんだぞ!」
と,認識するようになりました。
特に今回のジゼルは,脳裏に台詞が浮かんでくるという,とても素晴らしい舞台でした。
ローザンヌでスカラシップをとった高部尚子さんの、実にすてきなダンスです。

ということで,見所解説です。
僕の所見も交えながら・・・・

第1幕
では,村娘ジゼルと貴族アルブレヒトの恋の絶頂


ジゼルにアルブレヒトがちょっかいを出して,ジゼルの恋愛感情が高ぶってきます。
ジゼルの恋が頂点になったところで,ジゼルに村男ヒラリオンが,邪魔に入ります。




(



(といって,角笛を吹く。お父様一行が現れる)



(ちなみに姫は我らが真弓先生です






(体の弱いジゼルショックで気を失う)

(ここで、ジゼルが気を触れた状態で立ち上がる。有名なシーンです)


(この辺から、ジゼルは幻を見て、妄想の中のアルブレヒトと踊ります。涙じ〜ん。。。です。)

(ここは、剣とヘビを見間違えるという設定のようです)


(と、言って剣を奪い取る。と、もちろんジゼルの手のひらから血が出ます)

(ここから狂いまくり、命がつきます。駆け寄る人々)



(「しばかれるアルブレヒト)



(またまたしばかれるアルブレヒト)
(気まずくなってその場を去る王侯貴族達)




幕(第1幕終了)
という感じですね。
アルブレヒトの身勝手にはほとほと愛想が尽きましたが、
狂気のジゼルは本当に涙を誘いました。不憫で不憫で仕方がなかったです。
迫真のダンスでした。
第2幕
ジゼルの墓に、ヒラリオンとアルブレヒトが参り来ます。
ジゼルの霊は、精霊の世界に引き寄せられます。
ヒラリオンはなぜか、精霊たちに沼に引きずり込まれて死んでしまいます(?)
まてまて、ヒラリオンかわいそすぎです。一途に、ジゼルを愛していたのに、とばっちりも良いところです。
最後は、精霊となったジゼルと、アルブレヒトが心を通わせる有名なシーンですね。
アルブレヒトの謝罪と、ジゼルの許しのシーンが終わると、
ジゼルは、アルブレヒトの前から徐々に徐々に姿を消していきます。
ここがまた、消えゆくようなジゼルのダンスが実に素晴らしいです。
ほんとに幽霊のように質量のない消えゆくようなダンスです。
最後に、一輪のユリを残して、ジゼルは完全に姿を消します。




(一輪落ちるユリの花)

(差し込む朝日)
涙

涙

涙

涙

涙

明日への決意を旨に、歩き出すアルブレヒト〜幕
ブラボー
ブラボー
ブラーバ 高部尚子さん(ジゼル)
ブラーボ 齊藤拓さん(アルブレヒト)
ブラービ その他全てのダンサー・役者さん
ブラービ スタッフの皆様
ブラーボ 島田校長先生
ジゼルという台本が、ちょっと突っ込みどころ満載なのですが、
それは無粋なのでこっちに置いておいて、
実に素晴らしい舞台でした。