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Posted by あしたさぬき.JP at

2016年08月28日

【読書感想文】ペレのあたらしいふく ❤ 難解なほんではなくよい絵本を使ってもいいんですよ。


夏休みも佳境。
多くの小中学校では登校日も終わり、夏休みの宿題も提出してしまったという方も多いかもしれませんが、やりきれなかった宿題は、9月1日までは大丈夫!みたいな所もあるかもしれません。

で、子どもたちの最大の難関である「読書感想文」。

一般的には、難しい分厚い本を読んで感想を書く、という事がカッコいいと感じられているかもしれませんが、僕的には、薄い絵本で1600字くらいかけたらカッコいいと感じております。
というか、難解な分厚い本を何度も読み込んで書くよりも、
10分くらいで読めて、でも本当に素晴らしく作り込まれた絵本についてきっちり感想文が書ける方が、よいのではと感じるくらいです。

という事で、
1冊紹介したいのが
絵本「ペレのあたらいい服」です。




ストーリーはこう。
少年ペレも成長期、どんどん大きくなるにしたがい、服は小さくなります。
そこでペレは新しい服を作ろうと思い立ちます。
幸い、ペレには大事に飼っている一頭の羊がおりました。
ペレはこの羊の毛を刈り取ります。でも、羊の毛を刈り取るだけでは服にはなりません。
羊の毛をすき、紡ぎ、染め、織り、仕立てる事で初めて一着の服ができます。
少年ペレは、これに挑戦します。
でも、ペレの技術ではそれをする事はできません。そこでペレは、周囲の大人にこれらの作業をお願いする事にしました。
でも、大人もいろいろと忙しいので、ただではしてくれません。
畑仕事、家畜の世話、お使い、子どもの世話と、大人の仕事をペレがする事で、
周りの大人はペレの服を少しずつ完成品へと導いて行きます。
そしてついにペレの服は完成します。
この服の完成にペレは直接手をかけていませんが、大人の仕事を手伝うという代償を払う事により、
対価を支払う事で、ペレは新しい服を手に入れることができました。

ペレは、自分の新しい服を手に入れるために、物を作るという仕事を体験するにいたりました。
それは、できる人に仕事をお願いし、その対価を払うという、ビジネスの世界ではごく普通の事を、
一着の服を作る事を通して身につけたのですね。
誰に何を頼めばいいかという、みごとな観察眼を持ったペレも称賛に値しますし、
それ以上に、ペレの相談に何の文句も言わず、しかし無償でするのではなくペレができる仕事と言う適切な対価を求める事によりそれを担った、
周りの大人の対応も素晴らしいと言わざるを得ません。
この一着の服を作るという作業を通じ、少年ペレがどれほど成長したのかは絵本では全く触れていませんが、この本を読み終わった大人は、最後のページでこの作業を通じ逞しく育った少年ペレを感じざるを得ません。
子どもたちは、周囲の大人に見守られ、導かれて成長して行く。ほんとにそんな子をと実感できる絵本です。



でも、僕の好きなのはこの最後のページではなく、最後の出てくる仕立て屋さんのシーンです。
仕立て屋さんには二人の子どもがいます。ペレからすると、妹や弟にあたる子どもですね。
仕立て屋さんに行ったペレは、家畜の世話など家の用事全般を言いつけられます。
ペレは、文句も言わず、こくばかき(刈った芝の取り入れ)、豚の世話、薪集めをします。
仕立て屋さんのちいさな子どもたちも、お兄ちゃんがしている作業を最初見ているだけですが、
だんだんとその作業に興味を持ちます。そしてついには、ペレについて同じ作業をするにいたります。
子どもは、大人の間で成長するのではなく、子どもの間で成長します。
ペレと言うリーダーとなる子どもがいて、その周りにいるちいさな子どもたちは導かれて大きくなります。子ども会活動や地域活動とはまさにこのような物で、リーダーとなる上級生が下級生を導き、またその下級生が大きくなり次の世代を導きます。
そして、同じ作業や体験活動を通じ子どもたちは大きくなって行くのですね。
ほんと、子育てに関する素晴らしいエッセンスのつまった一冊だと感じます。

ちなみに、「ペレのあたらしいふく」に対を成す絵本として「ハンナの赤いオーバー」があります。
ハンナに新しいオーバーを作ろうと、ハンナとお母さんが東奔西走する話です。
子どもを思う大人たちの思いや眼差しをこの2冊を読み比べる事により感じてみてください。


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まあだいたいこれで1600字、原稿用紙4枚です。
いかがですか?  


Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 07:00Comments(0)絵本で子育て

2016年08月27日

ビジネスかがわ〜さぬき味探訪 ♣ 第2期第5話は「ケ」の郷土料理について。郷土料理ほど簡単でおいしい料理はありません。


毎月2回発行されている
朝日新聞さんの
地域紙
ビジネス香川
毎月第3木曜日発行号に、連載枠をいただいております。
4月からは、食文化から個々の食材を考察する事に挑戦させていただいております。

で、
今回は
ケの郷土料理
がテーマ。

讃岐の食文化では、
日常的な食材を使い簡素に手早く仕上げる「ケ」の料理と、
貴重な食材をふんだんに使い手間暇かけて仕上げる「ハレ」の料理を明確に区別することができます。


で、そもそも、
香川県は古来より人口密度が高く、耕地面積も狭いため、主食である米の生産に限界がありました。
そのため、狭い土地を高効率に活用して一年を通じ様々な食材を収穫することで、安定的に食材を確保してきました。


讃岐の食文化を代表する料理としてあげられる「押しぬきずし」や「手打ちうどん」は、
特別な日に米や麦などをふんだんに使い手間暇かけて仕上げる「ハレ」の料理です。
一方で、麦や豆、芋、季節の野菜をメインに使い、
主食である米をいかに少なく食べ繋いでいくかという基本的なコンセプトのもとに進化したのが
日常的な「ケ」の料理です。

季節ごとの「ケ」の郷土料理とその材料を連想すると、
春の「醤油豆」にはソラマメが、
秋の「イモタコ煮」にはセレベスが、
冬の「マンバのけんちゃん(おせっか)」にはマンバが、
「ワケギ和え」にはワケギと、
季節を代表する食材の存在が見えてくるんですよね〜。

そして、夏場に特に重要視された食材がナスです。

ナスを使った特徴的な伝統料理が「ナス素麺」。
鍋ひとつで手軽に作れ、塩味の効いたナス素麺は、暑く厳しい讃岐の夏にもってこいの料理。
夏場にたくさん収穫されるナスを美味しくいただくために進化した、ナスを使った「ケ」の料理の代表と言えましょう。
ナスそうめんの味を覚えたら、それはもう病み付きになって、
最近は毎日のように作っております。
簡単だし、美味しいし、
何より、そうめんは大量の水で洗わないと行けないのですが、
ナスそうめんは水でメンを洗わないので、
渇水の年にもってこいのメニューです。


ま、という事で、
その季節にたくさんある食材を、手早く、簡単に、大量にそして美味しく調理するために進化した料理が「ケ」の郷土料理。

郷土料理は煩わしそうに思われ敬遠されがちですが、
実は現代の調理器具を持って取り組むと、
それはいとも簡単に作ることができる料理であることに気づくのですね。


  


Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 07:00Comments(0)野菜DE子育て

2016年08月26日

【考察】日本PTA全国研究大会より ♣ どうして他の人は研修会なんかに参加してくれないんだろう?そんな悩みに対する回答。



日本PTA全国研究大会(1日目第4分科会)より


PTAなんて、めんどくさくて、
特にこんなイベントの動員なんでもう最悪〜!
とか思っている方も多いかと思いますが、
僕は、人生において子育ては、人間にとて最後の成長の場であると考えており、
子育てを通じて、もの凄いレベルアップができると考えています。

でも、やっぱそんな事はなかなか伝わらなくて、
(まあ、とらえかたは人それぞれ、様々でもありますので強要する物ではありませんが)
PTAの役員をやっていると
「どうして他の方は、研修会に参加してくれないんだろう」
見たいな悩みを持って活動に携わっている方、
特に各校で中心的に活動されている方は悩んでいると思われます。

僕もまあその一人だったのですが、
その悩みに対する回答が今回の研究大会で示されました。


パネルディスカッションで登壇されたパネリストの一人で、
日本PTA全国協議会の理事をされていた方の発言です。


「PTAの役目は、このような場で学びそれを人に伝える事。
PTAを通じてともに学び成長しましょう。」


会合を通じて何度か聞かれた言葉に
「人は変えられない、変えられるのは自分」
があります。
まあ、いろいろな所で聞く当たり前の事なのですが、

幸い、このような全国の事例を勉強できる立場にありますので、
「何で聞きにこないの?」
ではなく
「こんな話がありました」
と伝えて行く事が大事だと再確認させていただく機会となりました。

という事で、

PTAの役目は、このような場で学びそれを人に伝える事。
PTAを通じてともに学び成長しましょう。


  


Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 07:00Comments(0)子ども会で子育て

2016年08月25日

井然(いぜん) ❤ 香川の農地の美しさを表す言葉。

「井然」
いぜんと読みます。

井然という言葉があります。

意味としては「整然」と同じで、
物事が整った様子を表します。


讃岐の食の研究を突き詰めて行くと、
その歴史に辿り着き、

讃岐の歴史を突き詰めて行くと、
讃岐の農地とため池に辿り着きます。


讃岐の農地とため池について非常に広くて深い知識を持って整理をされた方と言えば
香川用水土地改良区事務局長などを歴任され、
香川の利水とため池の第一人者である長町博 博士さんです。
(どう敬称をつけたらいいか分からないので、農学博士である事から博士とさせていただきます)

長町博士は、香川県の南北にとてもみごとに整えられた農地を表現する時に
「整然」
ではなく
井然
という言葉を使われます。


意味はほとんど同じなのですが、
香川県における、1000年以上前にみごとに整えられた農地を表すには、
整然とした農地よりは
やはり
井然とした農地
という言葉が似合います。
文字がその風景を思い起こさせますよね。


という事で
井然  
タグ :井然長町博


Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 07:00Comments(0)野菜DE子育て

2016年08月24日

【レポート】CoCoデコル BUNNY♥KISS ”妄想革命” リリースライブ ❤ 切ない、切なすぎる、ステージ。

アイドルさんの平日の夜ライブ。
きみともキャンディCoCoデコル
あまり平日の夜のライブはないのですが、
社会人にとっては、平日の夜のライブは仕事帰りによれたり、
意外とありがたかったりします。
きみともキャンディの平日のラジオ収録も、結構人来てますしね。


まあ、さておき、
今回のイベントは、本来はBUNNY♥KISSさんの
CDリリースイベントでメインはそちらにあるのです。
が、主催者様には大変申し訳ないのですが、
CoCoデコルファンにとってはこのライブはちょっと意味合いの異なるライブ。
CoCoデコル1期生るかちゃんの、卒業公演を除いたラストライブとなります。

で、
そんな事を考えながら会場に立ちますと、
卒業公演の予行演習の様な雰囲気も漂います。

奇天烈パフェによる
♫紙ヒコーキ飛んだ
は、もう涙なくしては聞く事ができません。
そんな雰囲気で、
CoCoデコルのライブに移行しましたが、

メイクのせいかも知れませんが、
るかちゃんの表情がめっちゃ切ないんですよね。

もしかしたら、夏休みの宿題の追い込みで疲れていただけなのかもしれませんが。

まあ、20分間切なさを感じ続けたライブでした。
この調子だと日曜日は号泣もんですね。


るかちゃん


ゆみ姫


まりなちゃん


まおぷ

まあ、この全体的にふてくされた表情がいい味出してます。


kiss me kiss me
missin'U
夏空
届かないsunday
HEART
  


Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 20:00Comments(0)きみともキャンディ&cocoデコル