
2010年11月25日
びんび屋の定食でもう一ちょ考察

三度、
びんび屋
さんです。
写真は、ハマチの刺身定食です。
これで900円!あり得ない金額です。
さて、この定食にはありませんが、

鯛の刺身定食には、スダチが付いていました。●
一般的に、スダチと言えば、500円くらい大の緑の玉で、傷がないつるつるしたミカン。
を想像しますが、この定食に付いてきたのは、ちょっと大きめの、傷のたくさん付いたスダチでした。
一応、野菜ソムリエの端くれとして、このような細かいところにも気がついてしまいます。
一般的なスダチと、本場徳島で出た付け合わせのスダチの器量、というか見てくれの違いは何なのか

なぜ、香川県では見ない規格外のスダチが、徳島県で見られるのか

と言う疑問に達します。
ちょっとイメージすればとても簡単なことなのですが、
農業生産県では、農産物は外貨(この場合は県外からの資本流入)を獲得する手段でもありますので、
それなりの規格の商品を出荷します。

しかし、地元には、県外流通しない規格の農産物が余り、それらがその県内に流通します。
これらは、非常に安価に取引され、その県内の家庭内消費を始め、外食産業や、加工産業で活躍するのです。

安価で大量に、かつその地域でしか流通しない原材料は、
その地域で、大量に捌くべく、その活用方法が考案され、地域の食文化へとなっていくわけですね。

香川県は、労働集約型農業という形態にならざるをえず、必然的に、高いレベルの規格の商品が流通しがちです。
その反面、その企画に乗らない商品は余り流通しません。
今後、この豊かな香川県の食文化を発信して行くに当たり、
流通に乗りにくい、でも必ずと言って良いほど生産される規格外品に光を当て、
これらが脚光を浴びることにより、
通常の規格品の注目度も上がるという、
展開も必要であると、改めて感じたのであります。
わずか、1時間程度しか滞在しませんでしたが、
発見や感動がビンビンや

びんび屋
でした。
2010年11月25日
びんび屋のたこ飯で考察

引き続き

さんネタで

をいただいたのですが,こちらのたこ飯は,塩で味をつけられておりました。
香川県のたこ飯といえば,基本しょうゆ味ですが,こちらのたこ飯は,塩味です。
で,ふと思いつきました。
僕は,常々,野菜はもともと甘いものなので,軽く塩味をつければ美味しくいただ
けます。とお話させていただいております。
つまりこれは,魚介類にも応用できるわけですね。
原材料がよければ,簡単な味付けで,魚介類は美味しくなる。という
メッセージがビンビンや!

です。