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Posted by あしたさぬき.JP at

2017年08月12日

【地形で巡る旧・高松】古高松古墳群を行く! #久本古墳 #長尾古墳 #山下古墳 #高松茶臼山古墳

高松市で古墳と言えば
300基を越える古墳が現存する
峰山古墳群(まあ、何と表現したら良いか、専門家ではないので適切ではないですが)
その規模、数量、種類の豊富さなど、歴史的にもかなり重要な古墳群らしいです。

で、今回巡ったのは、高松市中心部ではなく
東部エリアにある
古高松古墳群

↑勝手に名付けました。


古高松地区には大小50基を越える古墳があっとされていますが、宅地開発等でなくなったものが多く、現在のところその内12カ所が現存しています。
古高松一帯が古い時代よりにぎわっていた土地であった事が分かりますよね。

で、せっかくの機会なので、
現存する12カ所(内1カ所は古墳群)を巡ろうと思いたち、

地図を頼りに、真夏の超絶暑い日にも関わらず自転車で出かけました。
(車では味気ないし、徒歩では死にそうですので、折衷案で自転車)

先ずは、北側から順番に
■長尾古墳

こちらは、高松市高松町の長尾山の南山麓に位置する古墳群です。
今回訪れたのはそのうち長尾第1号古墳と呼ばれるもので、
規模としてもこの古墳群では最大のものです。
実は、この古墳は、個人の邸宅の裏側にあり、ちょっとお願いして案内してもらいました。
家の裏の急な階段を上がったところに、石室が顔を出しておりました。
入口は小さいですが、良く見ると、かなり巨大な石が組み合わさっている事が分かります。

また、ここから南側を見ると、この辺りの水田が一望でき、当時の面影を想像できたりします。

おうちの方は
「昔は学校の授業でも子どもたちが見にきていた。秋になったら草を刈るのでまた来てや。」
とおっしゃっておられました。

山下古墳(円墳)



南に行って高松市新田町にある古墳です。
国立療養所の西側の道の近くにあります。
ちょうどこの療養所のある山が岡山と呼ばれており、
その「岡山の下」と言う事で山下古墳と言う事でしょうか。


古墳て基本や真の中にあるので、初めてでは辿り着きにくいんですよね。
でも、この古墳は、近くに案内板もあって、容易に辿り着くことができました。
入口に、ハゼノキがあったので入っていきませんでしたが
この古墳は玄室(古墳の内部にあって、棺を納める室)の広さは古高松地区第一とのこと。
玄室の天井は大きな一枚岩で作られているとのことです。


ちなみに
山下古墳の東側の山「岡山」には前方後円墳などたくさんの古墳が現存します。
岡山の周りをぐるぐると回りながら、やっとの事で山頂近く
金刀比良神社に到着。


記述によるとこの周辺にたくさんの古墳が現存するとこのとなのですがよくわからず。
山中にも分け入ってみましたが、もう恐ろしくなってでてきました。

ちなみに神社のそばにも古墳があると記載されていたのですが、これですかね?
違いますよね〜。


ちなみに、この神社からの眺望も抜群です。


高松市指定史跡 久本古墳(円墳)



非常に有名で、とても辿り着き易い古墳である、久本古墳。
墳丘も石室も保存状態が良好で、巨石を組み合わせた巨大な横穴式石室があります。
まさに「古高松の石舞台古墳」と言えましょう。昭和50年の発掘調査により見つかった出土品は高松市歴史資料館で見ることができるとか。

入口は超立派です。

中に入って行くと、これがまたとても大きく深い構造。

玄室には、棚状の石が配置されております。

こんなに凄いものとは知りませんでした。

まさに、高松の石舞台古墳ですね。


香川県指定史跡 高松茶臼山古墳(前方後円墳)

高松市新田町、前田西町、東山崎町三町の境にある
茶臼山山頂に位置する古墳です。

入口はこちら、西側にある
茶臼山石土一心院さんから登らせていただきます。
プチ登山です。
でも、誰かが登っている形跡があり、登山道はきっちりと存在します。
まあ、蜘蛛の巣も多いので、たくさんの人が頻繁に登っている事はないのでしょうが、
それでも、道がちゃんとあると言う事は、人が通っている証拠でもあります。

山道を登る事10分。山頂に到着です。


茶臼山の山頂の地形を利用して築造された前方後円墳。
昭和44年の調査により、大刀、神獣鏡などたくさんの出土品が見つかり、古墳時代前期の古墳である事も分かったとの事です。



写真は前方後円墳の「後円」の部分。
調査後、石室も再現されて中に入れるようになっています。
残念ながら、ハゼノキがたくさんあったので、
今回は入るのは諦めました。

まあ、そんなこんなで、3時間で約5カ所の古墳を巡り、
古高松地区は、かなり古い時代から栄えていたエリアなんだと再認識して参りました。  


Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 08:00Comments(0)地形で巡る 旧・高松