2015年12月18日
【考察2】餡餅雑煮はいつからあるのか?
【考察2】餡餅雑煮はいつからあるのか?
*.写真は四国新聞社HPより
ガラパゴス的な進化を遂げた讃岐の食文化には、
ほんとびっくりするくらい面白い(興味深い)ものがあります。
その横綱が「讃岐饂飩」であり
大関に位置するのが「餡餅雑煮」であると思います。
そんな素晴らしい「餡餅雑煮」ですが、
そこに文化は存在するのでが、学術的な研究がほとんどなされていません(たぶん)。
特に、「どこで食べられている」という現状を分析した資料は多々ありますが、
「いつから食べられている」「なぜ発生した」という確固たるものがございません。
まだ、その調査にまでは着手していないのですが、
現在ある資料から、ちょっとこの推測をしてみました。
参考にした資料はこの二つ
□昭和50,51年 香川県教育委員会調査
□2009年 四国学院大学調査(インタレスト)
です。
後者の方が調査事例が多く、餡餅雑煮の分布がよく分るのですがまあ、さておき。
この二つの資料を比べての共通点
それは
「小豆島では餡餅雑煮が食べられていないこと」
です。
小豆島は香川県本土とは異なる文化圏であり、
それは、江戸時代以前に遡ります。
現在の日本の食文化が江戸時代に確立していることを考えると、
特に江戸時代、小豆島は幕府直轄地で、香川県本土とは全く異なる文化圏であったこと。
つまり、
『餡餅雑煮は江戸時代には食べられていた』
という、かなり確率の高い仮説が浮き彫りになります。
次に、塩餡の餡餅雑煮ですが
(1)特に大野原町界隈に残っている
(2)塩餡餅の方が餡餅より成立には古い
ということから、
『香川県本土の塩餡餅雑煮は餡餅雑煮に淘汰され、西の端である大野原エリアには残った』
というような仮説が浮んできます。
いかがでしょう?
Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 18:11│Comments(0)
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