
2014年08月22日
「ちゃんとしろ!」と言っても・・
(読書感想文に苦戦しているご家庭は是非ご参照ください)
先日来から、子どもの自由研究の宿題「読書感想文」が難航していました。
たった400字の原稿用紙3枚の些細な作文なのですが、
妻と一緒に意見をまとめた内容も、わずかに600字程度であり、
残り1/2を眼前にして、遅々として進行しません。
「早く!」とか「ちゃんと!」とか「頑張って!」とか「しっかり!」
とか言っても、もうこうなったら梃子でも動きません。
そこで、県下でも人気講師(自称)である僕がのりだしました。
ネックだったのは
読書感想文の組み立ての方法と、その考え方が十分に理解できていなかったことに
あります。
「何でできないの!」「ヤル気あるの!」
とか言われても
その手法がわからないのでは本人はできないのですね。
そこで、県下でも人気講師(自称)である僕が(←野菜とゲームの分野だけね)
先ず、「読書感想文はいかにして書くのか」というレクチャーとブレインストーミングを
2時間ぶちかましました。
【詳細は明日の朝 アップします】
で、何が言いたかったかと言いますと
大人の「頑張れ!」とか「何でできないの!」とか「ヤル気あるの!」
は子どもにとっては全く理解のできない言葉なのです。
なぜなら「方法がわからない」からなのです。
大人と子どもでは、知識も経験も異なるので、抽象的な言葉では伝わりません。
その子の習熟度に併せて、
具体的に具体的に、
例を挙げて、
目的・目標を明確にして指導する必要があるとか思いません?
夏休みの最後に、理不尽な思いをして悔し泣きをする子どもたちが少しでも減ることを祈って。
2014年08月22日
【自由研究対策】串田式正条田植器
(夏休みの最後、自由研究でお困りの方はコピペどうぞ。出典だけは記載しておいてください)
先日、四国新聞の連載のために
「田植器」について調べました。
すると驚愕の事実が見えてきました。

現在、香川県内で農業体験をする時に使われている
いわゆる「田植定規」

これの由来をきっちりはなせる方は、実は県何もそんなに多くはおりません。
まずスタートとなった文献は、香川県農業生産流通課より提供を受けた
「香川県農業史」の戦後の稲作に関する記述。
最初は、香川の小作料と、米の反収について調べていたわけなのですが、その一説に
「学校長も歴任した三木町の串田太一が、明治39年に正条田植器を特許登録した」
とありました。
この田植器がどのような形状のものかを調べるため
「三木町史」をひもときますと
「田植定規」らしき写真が映っておりました。
この写真の田植器と現在の田植器との関連性を調べるため
瀬戸内海民族資料館へ取材
そこで
「香川民具集積」という書物を紹介されました。
ここに記載された内容は
◆現在香川県で農業体験などでまだ使用されている「田植定規」は「串田式正条田植器」もしくは
その模造品であること
◆「串田式正条田植器」はその使い易さから、県内に爆発的に普及したこと
◆他にも、田植器はあるものの、西讃の一部を除いて、香川県内はほぼ串田式であること
◆「串田式正条田植器」は全国的にもまれに見るヒット商品だったこと
等が記されておりました。
小学校の農業体験で使っている田植定規というアイテムにも、こんなステキなドラマがあるなんて、面白くないですか?
さて、その過程で知り得たことを
★串田式正条田植器以降、香川県の農業施策もあり、香川県の正条田植え率は全国でもいち早く100%に近く到達した
★戦後、香川県の農業者は稲の反収(収量)全国1位を2度獲得している。
20年のうち2年、かつ他の年は東日本の産地ばかりです。
最終的な情報の裏付けのために
瀬戸内海民族資料館
へ確認をさせていただきましたさい、
丁寧に説明いただいた担当の方に厚くお礼申し上げます。
先日、四国新聞の連載のために
「田植器」について調べました。
すると驚愕の事実が見えてきました。
現在、香川県内で農業体験をする時に使われている
いわゆる「田植定規」
これの由来をきっちりはなせる方は、実は県何もそんなに多くはおりません。
まずスタートとなった文献は、香川県農業生産流通課より提供を受けた
「香川県農業史」の戦後の稲作に関する記述。
最初は、香川の小作料と、米の反収について調べていたわけなのですが、その一説に
「学校長も歴任した三木町の串田太一が、明治39年に正条田植器を特許登録した」
とありました。
この田植器がどのような形状のものかを調べるため
「三木町史」をひもときますと
「田植定規」らしき写真が映っておりました。
この写真の田植器と現在の田植器との関連性を調べるため
瀬戸内海民族資料館へ取材
そこで
「香川民具集積」という書物を紹介されました。
ここに記載された内容は
◆現在香川県で農業体験などでまだ使用されている「田植定規」は「串田式正条田植器」もしくは
その模造品であること
◆「串田式正条田植器」はその使い易さから、県内に爆発的に普及したこと
◆他にも、田植器はあるものの、西讃の一部を除いて、香川県内はほぼ串田式であること
◆「串田式正条田植器」は全国的にもまれに見るヒット商品だったこと
等が記されておりました。
小学校の農業体験で使っている田植定規というアイテムにも、こんなステキなドラマがあるなんて、面白くないですか?
さて、その過程で知り得たことを
★串田式正条田植器以降、香川県の農業施策もあり、香川県の正条田植え率は全国でもいち早く100%に近く到達した
★戦後、香川県の農業者は稲の反収(収量)全国1位を2度獲得している。
20年のうち2年、かつ他の年は東日本の産地ばかりです。
最終的な情報の裏付けのために
瀬戸内海民族資料館
へ確認をさせていただきましたさい、
丁寧に説明いただいた担当の方に厚くお礼申し上げます。