2011年07月30日
その6 香川県ってどんなところ
【連載】ホントはやさしい野菜のはなし〜その6 香川県ってどんなところ?
それでは、地産地消をもう少し掘り下げていきたいと思います。
私たちが住む、高松市そして香川県とはどのような地域なのか考えてみましょう。
まず、一次産業という視点から見てみましょう。
まず農業ですが、香川県で収穫される農産物は何でしょうか?
「レタス」「ニンニク」「金時にんじん」・・・
といろいろ出てきますが、農業に触れる機会がない都市部の方、また県外からこられた方にとっては、意外とたくさん出てこないかもしれません。
そこで、ちょっと視点を変えて、「香川県で収穫できない農産物」を考えてみましょう。
「バナナ」「マンゴスチン」「ドリアン」・・・いずれもトロピカルフルーツです。
実は、香川県は(一般的に)、
「風が吹かない」「雪が降らない」「雨も少ない」「日射量が多い」
と、農産物にとってとてもよい気象環境であり、なんでも栽培できるという特徴を持っています。
高松市中央卸売市場の取扱数量の内、野菜で約1/4、果実で約1/3が香川県産の青果物です。
そして、年間を通じて種類は違えども、ほぼ一定割合で、地場の青果物がせり場に並びます。

次に水産物ですが、「マグロ」や「かつお」は漁獲されませんが、瀬戸内海という天然の養殖場からはとても多種多様な水産物が水揚されます。
高松市中央卸売市場水産物棟のせり場には、まさに水族館のような多様な魚介類が並びます。

最後は、調味料です。
香川県では、調味料の「さ・し・す・せ・そ」が全て生産されています。
讃岐三白である砂糖、塩は良く知られています。
三豊市の仁尾や高松市仏生山町の酢、小豆島や引田町の醤油、そして農家では今でも日常的に創られている味噌と、供給量には多少はあるものの、自県で全ての調味料が生産されています。
また、最近有名になってきましたが、小豆島ではオリーブオイルが生産されています。
このように、農産物、水産物そして調味料と、
香川県は実に多様な食材に恵まれた県
なのです。
このように食材の種類に恵まれた県は、日本中探してもなかなか見当たらないのではないでしょうか。
次は、地理的な視点から香川県を見てみましょう。
香川県は言わずもがな、日本で一番面積の狭い県です。これは変えられない事実です。
もうひとつ、香川県には日本一のものがあります。
それは99.9%という道路整備率です。
では、日本一狭い面積と日本一の道路整備率は生鮮食料品等にどのような影響を与えているのでしょうか。
高松市中央卸売市場は香川県沿岸部のほぼ中央に位置します。
ここでは、毎日早朝にせり取引が行われ、販売された品物は、トラックに載せかえられ高松市はもとより、香川県内全土の販売店に配送されていきます。
朝8時に市場を出発したトラックは、例えば引田町の店舗、例えば大野原町の店舗へ素早く到着し、朝10時の開店に品物が店頭に並んでいます。
香川県に住むということは、とても鮮度の高い生鮮食料品等を手に入れる機会に恵まれることに他なりません。
当たり前のことですが、地理的な条件は他県には絶対マネのできないことです。
ちなみに、野菜は衝撃を与えるだけでも呼吸量が増えます。
これは、大学農学部の園芸利用学という教科書の中にも出てくる、とても古くから知られている事実です。
これを流通に置き換えてみますと、長距離を揺らされながら移動することで、野菜は呼吸量を増し、自分たちの中の栄養分を消費していきます。
つまり、食卓から近い地域で生産された野菜をいただくということは、それだけで鮮度の良い、つまり美味しい野菜をいただいていることになります。
それでは、地産地消をもう少し掘り下げていきたいと思います。
私たちが住む、高松市そして香川県とはどのような地域なのか考えてみましょう。
まず、一次産業という視点から見てみましょう。
まず農業ですが、香川県で収穫される農産物は何でしょうか?
「レタス」「ニンニク」「金時にんじん」・・・
といろいろ出てきますが、農業に触れる機会がない都市部の方、また県外からこられた方にとっては、意外とたくさん出てこないかもしれません。
そこで、ちょっと視点を変えて、「香川県で収穫できない農産物」を考えてみましょう。
「バナナ」「マンゴスチン」「ドリアン」・・・いずれもトロピカルフルーツです。
実は、香川県は(一般的に)、
「風が吹かない」「雪が降らない」「雨も少ない」「日射量が多い」
と、農産物にとってとてもよい気象環境であり、なんでも栽培できるという特徴を持っています。
高松市中央卸売市場の取扱数量の内、野菜で約1/4、果実で約1/3が香川県産の青果物です。
そして、年間を通じて種類は違えども、ほぼ一定割合で、地場の青果物がせり場に並びます。
次に水産物ですが、「マグロ」や「かつお」は漁獲されませんが、瀬戸内海という天然の養殖場からはとても多種多様な水産物が水揚されます。
高松市中央卸売市場水産物棟のせり場には、まさに水族館のような多様な魚介類が並びます。
最後は、調味料です。
香川県では、調味料の「さ・し・す・せ・そ」が全て生産されています。
讃岐三白である砂糖、塩は良く知られています。
三豊市の仁尾や高松市仏生山町の酢、小豆島や引田町の醤油、そして農家では今でも日常的に創られている味噌と、供給量には多少はあるものの、自県で全ての調味料が生産されています。
また、最近有名になってきましたが、小豆島ではオリーブオイルが生産されています。
このように、農産物、水産物そして調味料と、
香川県は実に多様な食材に恵まれた県
なのです。
このように食材の種類に恵まれた県は、日本中探してもなかなか見当たらないのではないでしょうか。
次は、地理的な視点から香川県を見てみましょう。
香川県は言わずもがな、日本で一番面積の狭い県です。これは変えられない事実です。
もうひとつ、香川県には日本一のものがあります。
それは99.9%という道路整備率です。
では、日本一狭い面積と日本一の道路整備率は生鮮食料品等にどのような影響を与えているのでしょうか。
高松市中央卸売市場は香川県沿岸部のほぼ中央に位置します。
ここでは、毎日早朝にせり取引が行われ、販売された品物は、トラックに載せかえられ高松市はもとより、香川県内全土の販売店に配送されていきます。
朝8時に市場を出発したトラックは、例えば引田町の店舗、例えば大野原町の店舗へ素早く到着し、朝10時の開店に品物が店頭に並んでいます。
香川県に住むということは、とても鮮度の高い生鮮食料品等を手に入れる機会に恵まれることに他なりません。
当たり前のことですが、地理的な条件は他県には絶対マネのできないことです。
ちなみに、野菜は衝撃を与えるだけでも呼吸量が増えます。
これは、大学農学部の園芸利用学という教科書の中にも出てくる、とても古くから知られている事実です。
これを流通に置き換えてみますと、長距離を揺らされながら移動することで、野菜は呼吸量を増し、自分たちの中の栄養分を消費していきます。
つまり、食卓から近い地域で生産された野菜をいただくということは、それだけで鮮度の良い、つまり美味しい野菜をいただいていることになります。
Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 09:00│Comments(0)
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