2016年12月19日
【年末連載】餡餅雑煮を考察する ❤ 第4回 雑煮文化の全国調査 ❤雑煮の多様性が認識されたのはいつ?
話は戻って。

雑煮文化も、
各家庭、各地域で正月に食べられるものなので、
お互いの情報が共有される事はありませんでした。
しかし、全国各地に異なる雑煮文化があることが認識されはじめたのは江戸時代とされ、
参勤交代により各地の大名が江戸に登り、お国自慢をしたことがきっかけと言われています。
その後いろいろな調査が行われてきましたが、全国の雑煮文化の多様性の体系的な調査は1980年代において初めて行われました。
その結果、
餅については、関西は丸餅、関東は各餅という大きな違いがあること、
出汁はみそ仕立てかすまし仕立てかとの味付けにも違いがあることが有名となりました。
そして、香川県の
「白味噌の出汁に餡餅を入れる」雑煮文化は全国稀に見るものであることも明らかとなり、
白味噌の使用は、京都や大阪など関西圏のみの文化ですし、餡餅に至っては他県では例がありません。
この調査は実に意義深く、
一つは、全国にこの事実が知られたこと、
もう一つは、香川県民がその文化の特異性に気が付いたのですね。
雑煮の材料には、結構地域性がありますので、
地域でとれる食材を中心に作られてきたというのは、
想像できるのですが、
何故香川県には
「白味噌の出汁に餡餅を入れる」
が成立したのか?
なぜ、ここだけこんなに特異なのか?
白味噌は、関西圏の文化であることや、
関西圏と結びつきが強かった、
等という説明が出来ますが、
こと餡餅
については、説明の使用がありません。
今となっては、その成立に関する情報は存在しませんが、
日本を代表する正月の食文化である雑煮において
餡餅雑煮
という強烈な文化が香川県に現存し、光を放っている事だけは事実ですし、
こんなすごい食文化を発生させた香川県の食にかけるなみなみならぬ思いだけは色あせずに感じる事は出来ます。

雑煮文化も、
各家庭、各地域で正月に食べられるものなので、
お互いの情報が共有される事はありませんでした。
しかし、全国各地に異なる雑煮文化があることが認識されはじめたのは江戸時代とされ、
参勤交代により各地の大名が江戸に登り、お国自慢をしたことがきっかけと言われています。
その後いろいろな調査が行われてきましたが、全国の雑煮文化の多様性の体系的な調査は1980年代において初めて行われました。
その結果、
餅については、関西は丸餅、関東は各餅という大きな違いがあること、
出汁はみそ仕立てかすまし仕立てかとの味付けにも違いがあることが有名となりました。
そして、香川県の
「白味噌の出汁に餡餅を入れる」雑煮文化は全国稀に見るものであることも明らかとなり、
白味噌の使用は、京都や大阪など関西圏のみの文化ですし、餡餅に至っては他県では例がありません。
この調査は実に意義深く、
一つは、全国にこの事実が知られたこと、
もう一つは、香川県民がその文化の特異性に気が付いたのですね。
雑煮の材料には、結構地域性がありますので、
地域でとれる食材を中心に作られてきたというのは、
想像できるのですが、
何故香川県には
「白味噌の出汁に餡餅を入れる」
が成立したのか?
なぜ、ここだけこんなに特異なのか?
白味噌は、関西圏の文化であることや、
関西圏と結びつきが強かった、
等という説明が出来ますが、
こと餡餅
については、説明の使用がありません。
今となっては、その成立に関する情報は存在しませんが、
日本を代表する正月の食文化である雑煮において
餡餅雑煮
という強烈な文化が香川県に現存し、光を放っている事だけは事実ですし、
こんなすごい食文化を発生させた香川県の食にかけるなみなみならぬ思いだけは色あせずに感じる事は出来ます。
Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 07:00│Comments(0)
│野菜DE子育て