2016年06月24日
【ブックレビュー】4万年の絵 月刊たくさんのふしぎ ♦ 過去より連綿と繋がる文化を感じて。
月刊たくさんのふしぎ
今月は
四万年の絵

オーストラリアのあちらこちらに見られる「岩絵」。それは、何万年も前からオーストラリアにくらしてきた「アボリジニ」たちが描いたものです。どうして人は絵を描くのでしょうか。その答えはわかりませんが、長いあいだ描き続けられてきた絵を見ることで、感じること、伝わってくることがたくさんあります。
(福音館書店HPより)
内容については上記のとおりなのですが、
要は、
オーストラリアのあちらこちらに見られる、アボリジニが描いてきた「岩絵」を観察し、それを考察しています。
そのいつから、どのような経緯で描かれてきたかは、今となっては知る由はありませんが、
その絵が、何万根にも渡ってそこに描かれ続け、
まだそこに現存している事は事実として残っています。
その絵を見る事で、
過去のアボリジニが
何を考えていた
どんな生活環境であったか、
などをイメージすることができます。
私たちは、現代に生活をしていますが、
今あるものが、今突然生まれたのではなく、
過去から連綿と続くその地に澄む人の営みの上に立脚する事で存在します。
そんな事に改めて気が付かされます。
古き形のあるものは少しずつ消えて行きますが、
築かないようですが、まだまだたくさん残っています。
アボリジニにとっては「四万年の絵」がそのアイデンティティの一角を担うように、
私たちにとっては
「食」であったり「道」であったり「音」であったり。
過去の人々が体験したもの、食べたもの、歩いたところ、
が現存し、
それをなぞらえる事で、過去の人々の息吹を感じることができ、
今自分が何を成すべきなのかを省みることができる。
そんな風に感じます。

四万年の絵
(月刊たくさんのふしぎ2016年7月号))
山田 英春 (著)
福音館書店
今月は
四万年の絵

オーストラリアのあちらこちらに見られる「岩絵」。それは、何万年も前からオーストラリアにくらしてきた「アボリジニ」たちが描いたものです。どうして人は絵を描くのでしょうか。その答えはわかりませんが、長いあいだ描き続けられてきた絵を見ることで、感じること、伝わってくることがたくさんあります。
(福音館書店HPより)
内容については上記のとおりなのですが、
要は、
オーストラリアのあちらこちらに見られる、アボリジニが描いてきた「岩絵」を観察し、それを考察しています。
そのいつから、どのような経緯で描かれてきたかは、今となっては知る由はありませんが、
その絵が、何万根にも渡ってそこに描かれ続け、
まだそこに現存している事は事実として残っています。
その絵を見る事で、
過去のアボリジニが
何を考えていた
どんな生活環境であったか、
などをイメージすることができます。
私たちは、現代に生活をしていますが、
今あるものが、今突然生まれたのではなく、
過去から連綿と続くその地に澄む人の営みの上に立脚する事で存在します。
そんな事に改めて気が付かされます。
古き形のあるものは少しずつ消えて行きますが、
築かないようですが、まだまだたくさん残っています。
アボリジニにとっては「四万年の絵」がそのアイデンティティの一角を担うように、
私たちにとっては
「食」であったり「道」であったり「音」であったり。
過去の人々が体験したもの、食べたもの、歩いたところ、
が現存し、
それをなぞらえる事で、過去の人々の息吹を感じることができ、
今自分が何を成すべきなのかを省みることができる。
そんな風に感じます。

四万年の絵
(月刊たくさんのふしぎ2016年7月号))
山田 英春 (著)
福音館書店
Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 07:00│Comments(0)
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