2014年08月23日
【夏休みの宿題対策】読書感想文〜二十四の瞳
(読書感想文に苦戦しているご家庭は是非ご参照ください)
先日来から、子どもの自由研究の宿題「読書感想文」が難航していました。
たった400字の原稿用紙3枚の些細な作文なのですが、
妻と一緒に意見をまとめた内容も、わずかに600字程度であり、
残り1/2を眼前にして、遅々として進行しません。
「早く!」とか「ちゃんと!」とか「頑張って!」とか「しっかり!」
とか言っても、もうこうなったら梃子でも動きません。
そこで、県下でも人気講師(自称)である僕がのりだしました。
ネックだったのは
読書感想文の組み立ての方法と、その考え方が十分に理解できていなかったことに
あります。
「何でできないの!」「ヤル気あるの!」
とか言われても
その手法がわからないのでは本人はできないのですね。
そこで、県下でも人気講師(自称)である僕が(←野菜とゲームの分野だけね)
先ず、「読書感想文はいかにして書くのか」というレクチャーとブレインストーミングを
2時間ぶちかましました。
■今回のテーマ書籍は「二十四の瞳」
対象は小学校高学年くらいです。
先ず、読書感想文は一つの宿題なのですが、
「人に読ませるもの」
もっと言うなら
「友達にこの本を紹介するならどうするのか」
という基本コンセプトが必要です。
あと、本文を読んだうえで、あとがきや解説をしっかり読んだほうが良いですね。
今回読んだ「二十四の瞳」には「壺井栄さんの夫さん」が解説を入れており、
作者の一番の理解者が作品をどう評価したかというのは、実に参考になります。
以上、の踏まえた上で以下のように構成をします。
★第1段落「導入」
なぜ、この書籍を選んだのか?です。
「せっぱつまって」でもいいのですが、
「小豆島に旅行に行って施設を見学した」とかちょっとキャッチーな導入がいいで
すね。
小学生に嘘を書けとまでは言いませんが、ドラマ仕立てな導入のほうが興味を持て
ます。
★第2段落「解説」
ストーリーをざっくり書きます。
この時大事なのが5W1H
基本設定は以下の通り。
【いつ】:昭和3年からのお話し
【どこで】:小豆島の岬の分校で
【だれと】:赴任してきたハイカラな大石先生と
【だれが】:12人の生徒たちの
【何をした】:心の交流をつづったお話し
僅か1学期の間で、先生と12生徒がお互いをとても大事に思い
その後、戦争という時代のうねりにのみこまれながらも
たくましく生活していきます。
まあ、こんな感じ。
後半の感想部分が少なくなるようならば、ストーリーは多めに。
★第3段落「感想」
本の中で気に入った登場人物や、エピソードを自分の生活となぞらえながら書くと
よいでしょう。
実は、子どもたちはいろいろ意見を持っているのですが、これをまとめるのは難し
くて、
ここで保護者の出番となります。
「だれが一番好き?」「どのお話が良かった?」と聞きながら、
保護者が、子どもたちの意見をメモ用紙に書いていきます。
この時、文字は大きく、見やすい文字で、ちょっと要約などもしてあげなが
ら。。。
(ブレインストーミングの要領です)
これらの紙を広げて、意味が通るように並べると、
第3段落は完成です。
★第4段落「まとめ」
結局「あなたはどう思ったの?」
「二十四の瞳」はとても素晴らしい作品で、年齢によって感じるポイントが異なり
ます。
小学生なら「○○はとても頑張っていた。私も頑張る。」みたいな感想ですし。
中学生なら「戦争のつらさなど」
高校生なら「働く女性について」
大人は「貧しさについて」
など、いろいろなポイントで考察をすることができます。
ほら、なんかあっという間に完成した気がするでしょ?
あと、やっている最中は「あんたはなんてだめなの!」と怒らないように^^
講義開始が午後8時でしたので講義終了が午後10時、
清書の完成は午前3時くらいだったでしょうか。
で、何が言いたかったかと言いますと
大人の「頑張れ!」とか「何でできないの!」とか「ヤル気あるの!」
は子どもにとっては全く理解のできない言葉なのです。
なぜなら「方法がわからない」からなのです。
大人と子どもでは、知識も経験も異なるので、抽象的な言葉では伝わりません。
その子の習熟度に併せて、
具体的に具体的に、
例を挙げて、
目的・目標を明確にして指導する必要があるとか思いません?
夏休みの最後に、理不尽な思いをして悔し泣きをする子どもたちが少しでも減ることを祈って。
Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 08:00│Comments(0)
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