2013年10月25日
「情報が伝わったつもり」の罠
壊れた自動販売機に硬貨を入れたことはないですか?
壊れた両替機にお札を入れようとしたことはないですか?
パンフレットに書かれた注意事項にあとから気が付いて困ったことはないですか?
目の前に告知看板があるのに、その隣にいるスタッフに質問したことはないですか?
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情報を発信するということをやっていてつくづく感じるのは
「情報は伝わらない」ということ。
そして、
「情報が伝わった」という罠に入り込み、そう錯覚してしまうこと。
発信側はいろいろ手を尽くして(尽くしていない場合もありますが)
情報発信しようと思うのですが
結局「受信」という受け手側の行動に左右されますので伝わりきることがありません。
「多くの方に理解された」とか言うコメントは聞くのですが
これも結局は、積極的な受信者にしか伝わっていないんですよね。
例えばイベントを企画していて
「喫煙所を設けていたのに、そこまで行かなかった!」
「ゴミの分別を明示していたのにちゃんと捨てられていなかった!」
「通行禁止区域を通った!」
「看板を設置しているのに質問が絶えない!」
など、反省会でよくでる反省点。
◆純粋に情報が伝わっていなかった
◆情報は伝わっているけどもそうはしてくださらない(めんどくさいなど)
というかたがいなくなるわけないので、周知徹底なんてできるわけがありません。
企画者の意図なんて、全て通じるわけは絶対無いのですよね。
それでも、より良いイベントとするために
(トラブルなく、参加してくださった方が気持ちよく楽しんでいただくため)
少しでも、事前にできることはしておかなくてはなりません。
「何で分からない!」
と憤る前に
「どうやったら伝わるか?」
を考え
「ここでは、こんな行動が予測されるから、ここにこんな告知がいる」
「ここに、これがあると、トラブルは未然に防げる」
などなど、イマジネーションを膨らまし、その手段を考える。
結局は
【想像力】と【創造力】
なのですよね。
時間の許す限り、できる準備はやっておきたいですね。
まあ、そんなこといいながら、最終的は自己満足の領域になるのですが。。。。
Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 23:09│Comments(0)
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