2013年07月15日
市場トリビア~ん 最終回【高松の中央市場で地産地消を叫ぶんだもの】
【高松の中央市場で地産地消を叫ぶんだもの】
★市場トリビア~ん 最終回
「香川県に住み,地産地消を生活に取り入れると,食生活が楽しくなる!」
最終回として,皆様にお伝えしたいことはこれです。
そして,「高松市中央卸売市場」はそのお手伝いをする施設と記憶にとどめていた
だくととてもうれしいです。

======解説=====
農林水産物の「地産地消」が叫ばれており,「地産地消」を通じた様々なメリット
が提案されています。
今回は「中央卸売市場」・「市場流通」という観点から,
地産地消のメリットを「生活を楽しむ手段」と定義して,
香川県における「地産地消」を分析してみましょう。
【1】全国トップクラスの多様性のある品目~マイナー品目のシェア
(各中央卸売市場の市場年報の比較から浮き彫りになる香川の食)
高松市中央卸売市場で毎日のせりを見ていると,数・量ともに多様な品目が流通し
ていると実感します。これまで,感覚的には理解できても数値化ができずにおりま
した。
今回,【マイナー品目】(一般的に日常では頻繁に使われること無い品目を定義し
ます)の市場シェアに着目することにより,意外な事実が明らかになりました。
高松市中央卸売市場は【マイナー品目】の市場シェアが他市場と比較してかなり高
いのです。
地元に品目を栽培する生産者(産地)がいらっしゃること,そして出荷された品目
を消費する文化を有しているということが見えてきます。マンバ(高菜)の市場
シェアの高さは驚異的です。
◆白ウリ:0.6‰(松山市:0.4‰)
◆高菜(マンバ):1.6‰(福岡市場:0.1‰)
◆ワケギ:0.8‰(松山市場:0.3‰)
◆ソラマメ:1.4‰(岡山市場:0.8‰)
◆葉ゴボウ:0.06%(比較市場なし)
*シェア率は年間取扱数量による比較(kg‰)
*‰(パーミル):1000分の1
*市場により,統計が無い品目もあるため,比較市場はまちまちである
【2】全国トップの流通速度~面積と道路整備率
(香川100の指標から見る香川の流通)
香川県は「日本一狭い」ことは知られていますが,それ以外にも,大型小売店の多
さ,道路網など,全国トップクラスのデータがあります。
これらを,生鮮食料品流通の観点から整理すると
(1)日本一狭い場所に(2)よく整備された道路が縦横無尽に走っている。そし
て,大型小売店も多いので,卸売市場から店舗まで,また家庭から店舗までの距離
が短い。つまり,日本でもトップクラスの鮮度で生鮮食料品を手に入れることがで
きるのですね。
◆面積:1,876.55k㎡(全国1狭い)
◆大型小売店数 5.3店/人口10万人あたり(全国6位)
◆道路密度:1,029m/1k㎡(全国4位)
◆道路舗装率:99.9%(全国2位)
◆人口密度:528.6人/k㎡(全国11位)
日本でも有数の多種多様な生鮮食料品の流通【1】
そして,それらを素早く産地から食卓まで届けることができる流通インフラ
【2】。
そのおかげで,香川県に住ことは,日本一といっても過言ではない多様な食材
【1】を抜群な新鮮で食べられる【2】という,とても素晴らしい生活を送ること
ができます。
これこそが「香川県に住む上での地産地消のメリット」だと感じてやみません。
わずか半年でしたが,26種類の記事をお届けしました。
実はまだまだたくさんのトリビアが存在するですが,残念ながら今回が最終回とな
りました。
この記事を通じて,少しでも「野菜」「果物」のファンになっていただけたらうれ
しいです。
以上,市場トリビア~ん でした。
★市場トリビア~ん 最終回
「香川県に住み,地産地消を生活に取り入れると,食生活が楽しくなる!」
最終回として,皆様にお伝えしたいことはこれです。
そして,「高松市中央卸売市場」はそのお手伝いをする施設と記憶にとどめていた
だくととてもうれしいです。

======解説=====
農林水産物の「地産地消」が叫ばれており,「地産地消」を通じた様々なメリット
が提案されています。
今回は「中央卸売市場」・「市場流通」という観点から,
地産地消のメリットを「生活を楽しむ手段」と定義して,
香川県における「地産地消」を分析してみましょう。
【1】全国トップクラスの多様性のある品目~マイナー品目のシェア
(各中央卸売市場の市場年報の比較から浮き彫りになる香川の食)
高松市中央卸売市場で毎日のせりを見ていると,数・量ともに多様な品目が流通し
ていると実感します。これまで,感覚的には理解できても数値化ができずにおりま
した。
今回,【マイナー品目】(一般的に日常では頻繁に使われること無い品目を定義し
ます)の市場シェアに着目することにより,意外な事実が明らかになりました。
高松市中央卸売市場は【マイナー品目】の市場シェアが他市場と比較してかなり高
いのです。
地元に品目を栽培する生産者(産地)がいらっしゃること,そして出荷された品目
を消費する文化を有しているということが見えてきます。マンバ(高菜)の市場
シェアの高さは驚異的です。
◆白ウリ:0.6‰(松山市:0.4‰)
◆高菜(マンバ):1.6‰(福岡市場:0.1‰)
◆ワケギ:0.8‰(松山市場:0.3‰)
◆ソラマメ:1.4‰(岡山市場:0.8‰)
◆葉ゴボウ:0.06%(比較市場なし)
*シェア率は年間取扱数量による比較(kg‰)
*‰(パーミル):1000分の1
*市場により,統計が無い品目もあるため,比較市場はまちまちである
【2】全国トップの流通速度~面積と道路整備率
(香川100の指標から見る香川の流通)
香川県は「日本一狭い」ことは知られていますが,それ以外にも,大型小売店の多
さ,道路網など,全国トップクラスのデータがあります。
これらを,生鮮食料品流通の観点から整理すると
(1)日本一狭い場所に(2)よく整備された道路が縦横無尽に走っている。そし
て,大型小売店も多いので,卸売市場から店舗まで,また家庭から店舗までの距離
が短い。つまり,日本でもトップクラスの鮮度で生鮮食料品を手に入れることがで
きるのですね。
◆面積:1,876.55k㎡(全国1狭い)
◆大型小売店数 5.3店/人口10万人あたり(全国6位)
◆道路密度:1,029m/1k㎡(全国4位)
◆道路舗装率:99.9%(全国2位)
◆人口密度:528.6人/k㎡(全国11位)
日本でも有数の多種多様な生鮮食料品の流通【1】
そして,それらを素早く産地から食卓まで届けることができる流通インフラ
【2】。
そのおかげで,香川県に住ことは,日本一といっても過言ではない多様な食材
【1】を抜群な新鮮で食べられる【2】という,とても素晴らしい生活を送ること
ができます。
これこそが「香川県に住む上での地産地消のメリット」だと感じてやみません。
わずか半年でしたが,26種類の記事をお届けしました。
実はまだまだたくさんのトリビアが存在するですが,残念ながら今回が最終回とな
りました。
この記事を通じて,少しでも「野菜」「果物」のファンになっていただけたらうれ
しいです。
以上,市場トリビア~ん でした。
Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 00:00│Comments(0)
│市場トリビア〜ん