2017年05月10日
【レポート】第6回あなぶきホテルズ社内料理コンテスト♣今回のテーマは「スープ」
毎回審査員としてお招きいただいている、「あなぶきホテルズ社内料理コンテスト」。
(主催:あなぶきエンタープライズ様)
毎回のことながら発見と驚きの多いイベントなので、感謝の意味も込めてレポートをまとめます。

あなぶきホテルズ社内料理コンテスト」
この企画は、あなぶきグループさんの各ホテルの料理人の皆様が、
一つのテーマに対してそれぞれの視点でレシピ開発をして、そのできばえを競うもの。
言うなれば、「リアル美味しんぼ」「リアルミスター味っこ」の世界。
県内に飲食店付きのレストランを多数系列として持つ、あなぶきグループさんならではの凄い企画です。

第6回となる「あなぶきホテルズ社内料理コンテスト」は「スープ」がテーマ。
これまで、ハンバーグ、バーガーなど、一つのメニューをどう表現するかがテーマだったことに対し、
前回は「スイーツ」そして、第6回の今回は「スープ」という大きなカテゴリーで、
各料理人の方々がテーマ設定、料理の方向性などを考えなければならない
非常にハードルの高いコンテストであったと思われます。
その中で、ファイナリストである6名の料理人の方々の作品は、
所属の分野、ホテル等の特徴が出た非常に多様性のある作品であったと思います。
ちなみにこちらが出品された6品目
(あれ?一つ撮影し忘れた)





ほんと凄いアイデアと食材への考察が凝縮されたスープでした。
さて、折角なので、野菜ソムリエっぽく解析をして参りたいと思います。
1.テーマ「スープ」について
スープはそもそも身の回りにある素材、余った素材からエキスを抽出したものが起源となると考えられます。
素材と器が存在すればスープはできますので、非常に歴史の古い食べ物であることがわかります。
また、素材や風土が異なればスープの種類は無限大であり、今回、「スープ」状の食べ物と選択肢を広くする一方で、
香川県に特化し「さぬきご当地スープ」と目標を定めることで、これまでとはまた違ったコンテストになったのではと感じました。
2.季節感と通年性
「さぬきご当地スープ」として需要なのが、
「季節感」「通年性」のどちらかに重きをおくか?
讃岐の食材の大きな特徴は「季節感(旬)」であり、「旬」という言葉が10日間を表すように、
流通する素材はとてもめまぐるしく変化します。
料理を提供する上で「季節感」はとても大切であり、一方で安定的に提供するためには「通年性」も考慮に入れる必要がある
という、相反するテーマに料理人の皆様は挑戦されておられました。
3.素材の安定性
「さぬきご当地スープ」として、大量の素材を使う際に重要なのが「素材の安定性」。
香川県はそもそも少量多品目で勝負する県であり、かなりいろいろな素材があります。
しかし、あまりにも奇抜な素材を使ってしまうと逆に安定的に提供できないというリスクも抱えてしまいます。
ですので、香川らしい珍しい食材、でも安定的に確保できるもののセレクトは重要と感じます。
大仙トマトやニコニコトマトは、香川県内でもかなり量・味ともに安定的な品目や、
サザエとは比べものにならないくらい深い甘さを持っているニシガイ、
あえて高級な素材を使わずに、スープの本旨である「素材の有効活用」としてのスズキとデンプクのアラ
など、随所に共感を得るエッセンスがちりばめられておりました。
4.文化と新技術
今回の優勝作品である作品

はサイフォンという新たな組み合わせで非常に訴求力がありました。
ただ、新技術を追求していくと、それは香川らしさ(伝統)が失われてしまうことになりかねません。
前回のスイーツは「餡餅雑煮」
前々回の讃岐バーガーは「讃岐の甘いすき焼き、もつ煮」と、
伝統的な食文化にインスピレーションを得たものが優勝してきました。
今回は、文化的なアプローチに加えて、「新技術」というアプローチを取り入れた作品が感性に訴求し一歩抜け出たように感じます。
でも、この新技術を打ち破る(高める?)のは、伝統的な文化のアプローチによる魂への訴求であると感じておりますので、
今後、「新技術」と「伝統」がどのように絡んで行くのか?
ほんと楽しみです。

このような社内料理コンテストはあなぶきグループ様ならではの取り組みだと思いますし、
それ以上に、四季折々の豊かな素材に恵まれた香川県(個人的には日本一と思っています)
そして、日本一おいしい状態で素材が手に入る香川県、
かつ、香川県というほどほどの消費地という地理的条件もあいまって、
もしかしたら、他所では実現し得ないとてもハイレベルのコンテストではないかと実感しました。
次回、いったいどんな料理が生まれるのか?今からわくわくしております。
毎回、楽しい気づきの時間をありがとうございました。
ちなみに、こちらの冷製トマトスープ

先日、とあるレストランにお邪魔しましたら、
既に商品化されて
コースのアミューズとしていただきました。
(主催:あなぶきエンタープライズ様)
毎回のことながら発見と驚きの多いイベントなので、感謝の意味も込めてレポートをまとめます。

あなぶきホテルズ社内料理コンテスト」
この企画は、あなぶきグループさんの各ホテルの料理人の皆様が、
一つのテーマに対してそれぞれの視点でレシピ開発をして、そのできばえを競うもの。
言うなれば、「リアル美味しんぼ」「リアルミスター味っこ」の世界。
県内に飲食店付きのレストランを多数系列として持つ、あなぶきグループさんならではの凄い企画です。

第6回となる「あなぶきホテルズ社内料理コンテスト」は「スープ」がテーマ。
これまで、ハンバーグ、バーガーなど、一つのメニューをどう表現するかがテーマだったことに対し、
前回は「スイーツ」そして、第6回の今回は「スープ」という大きなカテゴリーで、
各料理人の方々がテーマ設定、料理の方向性などを考えなければならない
非常にハードルの高いコンテストであったと思われます。
その中で、ファイナリストである6名の料理人の方々の作品は、
所属の分野、ホテル等の特徴が出た非常に多様性のある作品であったと思います。
ちなみにこちらが出品された6品目
(あれ?一つ撮影し忘れた)





ほんと凄いアイデアと食材への考察が凝縮されたスープでした。
さて、折角なので、野菜ソムリエっぽく解析をして参りたいと思います。
1.テーマ「スープ」について
スープはそもそも身の回りにある素材、余った素材からエキスを抽出したものが起源となると考えられます。
素材と器が存在すればスープはできますので、非常に歴史の古い食べ物であることがわかります。
また、素材や風土が異なればスープの種類は無限大であり、今回、「スープ」状の食べ物と選択肢を広くする一方で、
香川県に特化し「さぬきご当地スープ」と目標を定めることで、これまでとはまた違ったコンテストになったのではと感じました。
2.季節感と通年性
「さぬきご当地スープ」として需要なのが、
「季節感」「通年性」のどちらかに重きをおくか?
讃岐の食材の大きな特徴は「季節感(旬)」であり、「旬」という言葉が10日間を表すように、
流通する素材はとてもめまぐるしく変化します。
料理を提供する上で「季節感」はとても大切であり、一方で安定的に提供するためには「通年性」も考慮に入れる必要がある
という、相反するテーマに料理人の皆様は挑戦されておられました。
3.素材の安定性
「さぬきご当地スープ」として、大量の素材を使う際に重要なのが「素材の安定性」。
香川県はそもそも少量多品目で勝負する県であり、かなりいろいろな素材があります。
しかし、あまりにも奇抜な素材を使ってしまうと逆に安定的に提供できないというリスクも抱えてしまいます。
ですので、香川らしい珍しい食材、でも安定的に確保できるもののセレクトは重要と感じます。
大仙トマトやニコニコトマトは、香川県内でもかなり量・味ともに安定的な品目や、
サザエとは比べものにならないくらい深い甘さを持っているニシガイ、
あえて高級な素材を使わずに、スープの本旨である「素材の有効活用」としてのスズキとデンプクのアラ
など、随所に共感を得るエッセンスがちりばめられておりました。
4.文化と新技術
今回の優勝作品である作品

はサイフォンという新たな組み合わせで非常に訴求力がありました。
ただ、新技術を追求していくと、それは香川らしさ(伝統)が失われてしまうことになりかねません。
前回のスイーツは「餡餅雑煮」
前々回の讃岐バーガーは「讃岐の甘いすき焼き、もつ煮」と、
伝統的な食文化にインスピレーションを得たものが優勝してきました。
今回は、文化的なアプローチに加えて、「新技術」というアプローチを取り入れた作品が感性に訴求し一歩抜け出たように感じます。
でも、この新技術を打ち破る(高める?)のは、伝統的な文化のアプローチによる魂への訴求であると感じておりますので、
今後、「新技術」と「伝統」がどのように絡んで行くのか?
ほんと楽しみです。

このような社内料理コンテストはあなぶきグループ様ならではの取り組みだと思いますし、
それ以上に、四季折々の豊かな素材に恵まれた香川県(個人的には日本一と思っています)
そして、日本一おいしい状態で素材が手に入る香川県、
かつ、香川県というほどほどの消費地という地理的条件もあいまって、
もしかしたら、他所では実現し得ないとてもハイレベルのコンテストではないかと実感しました。
次回、いったいどんな料理が生まれるのか?今からわくわくしております。
毎回、楽しい気づきの時間をありがとうございました。
ちなみに、こちらの冷製トマトスープ

先日、とあるレストランにお邪魔しましたら、
既に商品化されて
コースのアミューズとしていただきました。
Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 07:00│Comments(0)
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