
2011年07月31日
地域野菜の復権
その昔
全国各地には
土着の野菜
今で言うところの「地域野菜」「伝統野菜」というものが多々ありました。
その後
高度経済成長など
地域性のあるものよりも
全国画一のものという品種転換により
全国各地の土着野菜は淘汰をされてきました。
今でこそ各地にあるいろいろな品種がクローズアップされていますが
京都など気合を入れて土着の野菜を残した地域
もしくは
山間部など都会部からの交流が少ない地域
に多く品種が残されています。
香川県は全国でも地域野菜の種類が極めて少ない地域です。
地域野菜のバイブル(?)「全国地域野菜大全」を見ても
その少なさは群を抜いています。
で
香川県の地域野菜の一つである
「三豊ナス」
が最近脚光を浴びています。
三豊市のほうでも
三豊ナスを使った料理コンクール・講習会などが積極的に開催されています。
一昔前は
三豊ナスは
輸送に耐えられないほどデリケートな野菜
といわれてきましたが
ここに来て
様々な改善がなされ
高松市内においても
三豊ナスが流通し始めております。
皆様
ぜひご賞味ください。
Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at
20:30
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2011年07月31日
ラジオに出ます

私事ですが
本日(7月31日)午後6時より
西日本放送ラジオ(AM1449)
に出演させて頂きます。
番組名は
ワンダフォーベジフォー
だったかと。
しかも生放送!
香川の野菜の魅力について
2時間語り尽くさせて頂きます。
タグ :RNCラジオ
2011年07月31日
その7 で結局、地産地消のメリットっ
前回、香川県とは年間を通じていろいろな生産物が取れるという品目の豊かさ、そして日本一狭い県土に素早く流通される地理的条件を併せ持っていると書きました。
さて、意外と知られていないことですが、野菜は衝撃を与えるだけでも呼吸量が増えます。
これは、大学農学部の園芸利用学という教科書の中にも出てくる、とても古くから知られている事実です。
これを流通に置き換えてみますと、長距離を揺らされながら移動することで、野菜は呼吸量を増し、自分たちの中の栄養分を消費し
ていきます。
つまり、食卓から近い地域で生産された野菜をいただくということは、それだけで鮮度の良い、つまり美味しい野菜をいただいていることになります。
話を最初に戻しましょう。
鮮度とは美味しさであることを前に申しあげました。
香川県は、全国でもまれに見る豊富な生鮮食料品等を、他県にはまねのできない地理的条件の恩恵を受け抜群の鮮度で流通させることができます。
つまり、
香川県民にとって、地産地消とは、
他の何よりもまず美味しさを選ぶこと
に他ならないのです。
ですので、これから「地産地消って何?」と問われたら、まず「美味しい食材を選ぶ手段」とお答えください。
そして、香川県こそ、一年を通じて豊かな食材に恵まれ、それを流通させることができる地理的条件を兼ね備えた、日本で一番地産地消
に適した地域だと私は感じております。
「地産地消」=「美味しさ」
であることを多くの方に知っていただくことで、地域の食材が多く流通販売され、このことを通じて、地産地消の意義とされる「産地と食卓の交流」「旬と食文化への理解」などが図られ、地域の農業が維持・活性化されていくのではないかと思います。