
2013年08月18日
泉州淡輪盆踊り〜その2
僕の中での「盆踊り」
泉州淡輪盆踊り
について引き続き。
あんまり門外漢の僕がいろいろ書くのはどうかと思うのですが、
泉州淡輪盆踊り
が全国的に素晴らしい盆踊りにも関わらず
ネット上に以外と情報が少ないので、
僕の知識の整理の意味も兼ねて、書きおきます。
(なお、伝聞等をもとにしているので、不正確な情報もあります)

1970年の千里万博でも披露され
全国でも特徴的な盆踊りベスト4となったようです。

・切れ目のない(まあ7時から11時まで踊るので)始まりと終わりが分かりにくい踊り
・同じ動作を前向きと後ろ向きに交互に繰り返す
・半分ずつずらして2人がお互いの周りを回りながら櫓の周りを回るバージョンは
【ラブラブダンス】と呼ばれるらしい。

30番くらいまであるらしい
淡輪エリアの風土や伝承
「淡輪六郎生まれた土地ぢゃ」
「山に登れば淡路が一目、遠くかすむは友が島」
「赤い日傘に日傘が揺れる」(ツツジの名所愛宕山)
男女の仲
「お前100まで、わしゃ99まで」
などなど、淡輪という地域から人々の気質までを歌い上げています。

大阪府下では珍しい「横笛」が止むことのない音頭だそう。
横笛の指導は篠笛奏者・森田玲さん
10年くらい前は笛の吹き手がほとんどいなかったようですが、
盆踊りの中心的伝承者から笛の旋律を習得しされたらしく、
その後は、子どもたちを中心に指導を重ね、今では踊りながら笛を吹く若者もたくさんおられます。

上村と下村で2カ所の会場があるらしい
(1)淡輪青年運動広場グラウンド
(2)岬町立町民体育館
僕が昔から行っていたのは(2)ナノですが、
最近は(1)へお邪魔しています。
体育館の耐震の関係で(2)の会場は、駅前に一時移動。
最終日は
(1)に(2)の方も集まって盛大に盛り上がる。




3日間とも
「子どもおどりこ大賞」10名
「踊り子大賞」1名
が選ばれる。

3日目は
「仮装 敢闘賞」数組
「仮装大賞」1組

毎日、来場者を大賞にした大抽選会が開催される。
抽選券の入手方法は不明(地元の人で、寄付をした人 のようです)

地域の団体の出店もたくさんあります。
地域の子どもたちが店番の手伝いをしていたり
店に立っていたおっちゃんが踊りを踊っていたり
と
とってもほんわかした雰囲気です。

旅行で淡輪に来られる方はぜひ盆踊り会場のそばに宿を取ってみてください。
夜中まで太鼓の音がひびきます。
クーラーを入れず窓を開け
「太鼓、秋の虫、踏切」
の音を楽しみながら眠りにつくという実に風流な楽しみ方があります。
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