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Posted by あしたさぬき.JP at

2017年01月21日

高松アーティスト・イン・レジデンス2016『西を向いている 東にかたむいている』in高松市中央卸売市場


本日より(1月20日)
高松市中央卸売市場
(高松市瀬戸内町30−5)の
加工水産物棟にて
高松アーティスト・イン・レジデンス2016成果発表会
『西を向いている 東にかたむいている』
が開催されています。

この企画は瀬戸内国際芸術祭に参加された
アーティスト黒田大祐さんの映像作品や
巨大なインスタレーションを展示し
黒田さんの活動を紹介するもの。

今回は
「屋島に昔飛行場があった」
そのような伝聞を元にインスタレーションを作られています。

今回のタイトル
『西を向いている 東にかたむいている』

作品の解説によると

黒田さんは
高松市内を自転車で走っているときにいつも西から風が吹いていることに気付いた
ことで今回の作品が生まれたとのこと。

そもそも、
高松市の風は、主に西から吹いていることは、
そこに住む人にとっては当たり前のことと思います。
実際、香川県港湾計画
を見ましても、
高松の風は主に西から吹いていることは数字としても明らかなになります。

(c)香川県港湾課HPより

でも、中に住んでしまうと、それが当たり前になり、
その事象が、特別なこととは感じなくなります。

今回、黒田さんは、
この西からの風に感づかれて、このアート作品のインスピレーションを得たとのことです。

で!
後半の
『東にかたむいている』
なのですが、
農業に携わる者として、この表現はとても感激する内容です。

そもそも、高松市は商店街も道路も、農地も
南北に対して東に10度傾いています。

実はこの傾きは
西暦646年、孝徳天皇の
「国々の堤築くべき所、溝穿るべき所、田墾るべき間は、均しく給いて造らしめよ」
の詔による、国土開発によるものであり、
1400年の人々の営みの上に、
今の高松の生活が存在します。

迷いにくい街も、
綺麗で走りやすい道も、
都市計画も、
私たちの生活の全てが
奈良時代からの讃岐人々の歴史の積み重ねの上に存在するんですよね。

昨年から、高松市のアートの取り組みは、
食や農と密接に関わっており、
昨年夏に開催された「ヤノベケンジ シネマタイズ」
(これは、江戸時代高松松平藩で活躍した土木技師「矢延平六」との関連が)
瀬戸内国際芸術祭2016にあわせて発行された「めぐる~と高松」
(食をアートの切り口で紹介しています)
と、食とアートが補完しながら、新たな展開を模索しています。

と、思ったのですが、
実際黒田さんにお話を聞くと、
「風が西から吹いているから、街の構造物全てが東にかたむいているように見えるのですよ」
とのこと。
実施、会場となった
高松市中央卸売市場の樹齢40年くらいのクスノキは、
確かに、西の枝はか弱く、東の方に伸びています。


また、高松市の建築物も、
西側に窓は少なく、
南東に大きな窓があります。

そう言われると、
確かに、街全体が東を向いているということがよくわかります。

自然環境の中に、
私たち人間の営みが存在すると、
改めて感じさせられれます。


ちなみにと言ってはなんですが、
会場となる
高松市中央卸売市場の加工水産物棟の中には
「高松商業高校」の
書道作品もあり、
普段は倉庫の施設が、
にわかに、モダンなアートスペースに変化しています。


アートの持つ力は偉大です。  


Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 07:00Comments(0)アートで子育て

2016年07月25日

ヤノベケンジ ♣ シネマタイズ

現在高松市美術館で開催中の特別展
「ヤノベケンジ シネマタイズ」
が開催されております。

現在、かなり注目されている現代アートの作家の個展が
四国初開催となります。

独特の世界観を持つヤノベさんの作品が、
一連の映画のようなセットとなって、高松市美術館に登場します。


先ずはエントランス。
今回の展示会の主人公である
サン・チャイルド
サン・シスター
が設置されています。
しかも、時間が来たら動きます。


ヤノベさんの作品の世界観を表した、ジオラマ。
中央の穴からは、下の階層のステンドグラスが見えるようになっています。


ポスターにもあった通路。
第1会場と第2会場をつないでいます。
この中を実際に歩くことができます。


5分に一回水を吐き出す作品。
美術館の中で水を噴き出すのか!
という、斬新なセット。


会場を出た通路(普段は物販会場)
も、このような作品の世界観を醸し出すポスター展示。
突き当たりには、ステンドグラスが設置されており、最後の最後まで作品を楽しめるようになっております。


なお、会期中、撮影はバリバリOKです。


以下、高松市公式HPより引用
会期:
2016年7月16日(土)~2016年9月4日(日)
会場:
高松市美術館
休館日:
会期中無休
開館時間:
9:30~19:00
(但し日曜日は17:00閉館/入室は閉館30分前まで)
主催:
高松市美術館
協力:
京都造形芸術大学 東北芸術工科大学 ジャンボフェリー クリエイティブセンター大阪 
MASK(MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA) 山本現代
助成:
芸術文化振興基金 公益財団法人花王芸術・科学財団
観覧料:
【一般】1,000円(団体 800円) ※65歳以上も一般料金
【大学生】500円(団体 400円)
【高校生以下】無料
※前売チケットは、美術館1階受付、高松市役所生協、ゆめタウン高松サービスカウンター、
宮脇書店本店及び南本店にて7月15日(金)まで販売
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者は入場無料
※8月6日(土)は美術館の日のため無料
※共通定期観覧券についてはこちらから
お問い合わせ先
高松市美術館
TEL 087-823-1711  


Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 07:00Comments(0)アートで子育て

2016年07月24日

高松市歴史資料館『心を豊かにするデザイン』展 ♣ 香川の発展を支えた数々のデザインたち

現在高松市歴史資料館(高松市昭和町)では
『心を豊かにするデザイン』展開催中。


古来より、物質の発展だけでhなく
それを支えた数々のデザインが生み出されています。

香川県において、その文化が開花したのが
昭和の高度経済成長の時代、

金子知事と多くの建築家、アーティストの交流による物に始まり、

建築物、
印刷物、
家具、
包装紙など多岐に及び、

現在、香川ではそのデザインが使われ続けています。




江戸時代
昭和初期
そして現在にいたる
香川の生活の中のデザインを見つめた展示会です。


余談ですが、デザイナーに親交のある著名人も多く資料館を訪れており、
その関心の高さが伺えますね。
(館内撮影可能)

ちなみに自由研究にも最適。
  


Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 07:00Comments(2)アートで子育て

2016年05月10日

高松市美術館 『こども+』 子ども体験コーナーの設置

施設の老朽化等に伴う大規模改修で
このたびリニューアルオープンした
高松市美術館


今回の改修で大きく変わったのが
「資料室が子ども体験コーナーに作り替えられた」
ことです。

美術館って、保護者としては子どもにいろいろ見せたいので一緒に連れて行きたいのですが、
子どもにとってはさほど興味が無く退屈な空間であったりもします。(一般的に)

そこで、子どもたちを連れて美術館へ足を運ぶきっかけづくりの一助にするため(多分)
今回
こども+
子ども体験コーナー
が新設されました。

現在ここでは

過去の展示会のポスターを使った紙袋作り体験(無料)が開催されております(土日限定)。
もともと、芸術性の高い展示会のポスターなので、それはもう良い紙袋が完成するという、とても楽しい企画です。

今後、こんな感じでいろいろな体験ができるようになると思います。

瀬戸内国際芸術祭の起点となる高松市としては、
県外からのアート館賞客を受け入れるにあたって、
市民のアートへの関心度を高める
(高松市民がアーティストになるのではなく、アートに興味があって鑑賞する能力があること)
上で、
長期的な視野でとても大事な施策であると個人的には感じたところです。



因に、
現在(〜5月29日)、高松市美術館では
特別展『エッシャーの世界』が開催されています。
是非足をお運びください。
  


Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 07:00Comments(0)アートで子育て

2016年05月08日

高松市美術館特別展『エッシャーの世界』

施設の大規模修繕のため、約1年間休館していた
現代アートのメッカ
高松市美術館

この春よりリニューアルオープンし、
この度、
『エッシャーの世界』
の特別展が開催されました。


10年ほど前、
松山市美術館で同様の展示があり、
エッシャーの魅力に引き込まれた僕としては、
意識が高いTOっぽく、
エッシャーポロシャツで鑑賞に行って参りました。


エッシャーについては、あえてここで詳しく書く必要も無いですし、
僕ごときがかける事でもないので、割愛しますが、
「無限回廊」のような完成されたエッシャーの作品だけでなく、
この世界観にいたるまでの、
一つの絵画(版画)の中に、2つ、3つの異なる世界を描いた作品など、
エッシャーの魅力をふんだんに味わえる特別展となっております。


展示会は5月29日までですので、是非足をお運びください。  


Posted by ゆうみんのいい奈良漬け at 08:00Comments(0)アートで子育て